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コラボワークで育まれました。

KOIVU立ち上げの時にコラボレーション工房で行こうという意識がすでにあったのは北欧留学時代の経験があったからだなと最近自分で気づきました。

日本の作り手には大きく2タイプあって一つは下請けタイプ。もう一つは作家タイプなのですが、私が経験したのはまずいきなり多業種の絡むプロジェクトの中に放り込まれる状況でした。

海外の建築家やデザイナー、大工などに混じって「この家のインテリアをみんなで提案して作ろう」というチームワークから始まりました。

もちろん学校という枠の中だけど、先生はただ報告を聞いてフォローはしてくれるけどもコミュニケーションから自分で取らなくてはならない。なので自分の拙い語学力をフル活動して臨んだ記憶があります。(まず電話がえらいハードルだった)

そのやり方が当たり前だと思って帰国すると、日本の木工を習った人たちはずっとカンナの刃物研いでいたとか、作り方しか学んでいないのでえらい違いだなと感じていました。
逆に私は日本のカンナを使い慣れていなかったので帰国後一生懸命練習したのだけど。

そんな経験があったので自分にとってはコラボしてものづくりしていくのは至極当たり前で、いわゆる作家もただの下請けも向いていないなと思っていたのです。

コラボで得られるのは自分の枠を超えた繋がりや販売網もそうですが、何より経験だと思ってます。自分だけで考えていたら辿り着けない地点に行けること。

相手の技術、センス、思考を共有できて、なおかつ一緒に未踏の場所に登っていけるという経験は一回味わうととても魅力的です。

ぜひ若手の作家にも挑戦してもらいたいなーなんて偉そうなことは言わんとこう。自分自身が面白いと思うことをやるのが1番ですから。

これからもコラボパートナーどしどし募集しますので、木のこと、家具のこと、北欧のこと、なんでもご相談くださいませ。
ちょっと営業しておきました。スミマセン。




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