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解放感と童心に返るという魅力



こんばんは、シキシです
本日はゴルフコースの話。皆さんがよくわからないゴルフの世界に飛び込んでみよう!と思えるような内容や、もう知っているよという方も再確認できるような内容であればいいなと、思います。

ゴルフ場、と言いますと、ゴルフにまだチャレンジしてない方は、練習場とゴルフコースを同じように「ゴルフ場」と言い表すときがあるのを聞きます。広義的に間違ってはいないのですが、「ゴルフ練習場」は「打ちっぱなし」とか「鳥かご」なんて言われています。

「打ちっぱなし」と呼ばれたりするゴルフ練習場というのは、読んで字の如く打って終わり、バッティングセンターみたいなものですね。人口マット打席が30~200打席ほど並んでいて、全員同じ方向へ打って何十球、何百球と練習する場所です。観覧車が見える場所だったり、一面に張ってある水面に向かって打ったり、大多数は人工芝が貼ってあって、丸く色を変えてグリーンに見立ててあったり。1~3階打席まである施設が、場所や地域によって多種多様にあります。アメリカですとビンゴやダーツのように狙い打って遊べるゲームができる練習場も存在したりします。大勢のゴルファーが練習して去った後には、人工芝の上に何万発というレンジボール(練習用ボール)が散乱していますが、トラクターみたいなもので回収したり、とんぼで人海戦術を駆使したり、ピンがびよーんと伸びてきて回転して側溝のほうへ飛ばしたり、いろんな回収方法もあり面白いですよ。そんな街の練習場について詳しくはまた違うときに投稿します。

対して「ゴルフコース」は、「東京ドーム何個分」と言われてもまったくピンとこないぐらい広大な緑や、青空に囲まれたフィールドで、本来のゴルフゲームである、ゴルフボールを打って、ボールの行方に向かって歩いて(カートに乗って)、グリーンを狙ってまた打って、パターで転がしてカップ(穴)に入れる。これを2~4人一組で18回(18ホール)行い、それを1ラウンドとする場所を指します。そんなゴルフコースの概要や魅力、実際のゴルフコースでのプレーヤーの流れを書き記していきたいと思います。
ゴルフコースは三つの要素で構成される。
まず実際プレーをするフィールド「コース」。二つ目が「クラブハウス」。三つ目が「練習場」。この三つ、もしくは練習場を除いた二つで構成されるのがゴルフコースです。

一つ目「コース」

この一つ目が最も重要でゴルフコース全体の「顔」とも言えます。このコースの趣や整備によってゴルフコース全体の特色が現れ、ゴルフの色々な魅力を教えてくれる場所です。1ホール(1H)は、最初に打つ「ティインググラウンド」、二打目以降を打つ「フェアウェイやラフ」、行く手を遮るハザードと呼ばれる「池やバンカー(砂地)」、最終的なターゲットであるカップ(穴)がある「グリーン」、主にこの四つで構成されています。その1ホールを1番ホール(1H)から18番ホール(18H)まで繰り返して終了、18ホールが1ラウンドという単位です。それを順番に7~10分間隔で、ゴルフプレーヤーが最大四人一組となってスタートし、18ホール共にプレーをします。しかし全組が順繰りに同じスタートをしてしまうとトラブルや様々な要因でプレーの所要時間が膨大にかかる危険性が増すため、一般的にちょうど半分の数、アウト(1番~9番)、イン(10番~18番)でスタートする組を分けてスタートします。だいたいハーフ二時間プレーが目安で、ハーフでお昼休憩となることが多いです。

コースひとつひとつは、およそ縦100m~550m(約110Y~600Y)横30m~60m(約33Y~66Y)ぐらいで、縦長な形です。それが18個大小組み合わさって全長4500m~7000m(5000Y~7700Y)という設定が多いのです。初級者~上級者に対応する難易度はもとより、そこで出会う景観も素晴らしく気持ちの良い場所がたくさんあります。緩やかな丘陵、高低差の激しい山岳、木々にセパレートされた林間、原初のゴルフを彷彿とさせる高低差は少ないが手つかずの地面がボールの行方を左右するリンクス、船舶が寄港する湾が一望できるコースや、押し寄せる波の飛沫と音がすぐそばにあるティインググラウンドを持つコース。全世界すべてに大小形の違うコースが無限に待っています。太陽を浴びて輝く整備された芝生と陰影を生む林、魚や鳥が揺蕩う水辺にそこを渡る石の橋、蟻地獄のように行く手を遮る砂場。日本であれば、春は桜色の木に小鳥が囀り、夏は深緑に蝉時雨、秋は山が紅く色づき、冬は閉じた木々の連なりと凍り付いた池に跳ねるボールを追う。四季折々、自然と人の手が合わさった造形美に、さまざまな天候と風が加わり同じコースであっても様々な表情を見せてくれます。それだけでも歩く価値があり、プレーをすればその楽しさは何倍にも膨れ上がります。蒼い空を飛ぶ白球を目で追いかけるのは快感であり、景色と相まってとてつもない解放感があります。大人になってスポーツでここまで悔しく楽しく、またラウンド後も前もいつまでも話せるぐらい話題が尽きずにいられるゴルファーというのは本当に大きな子供のようで、ゴルフは童心に返るように夢中になれてしまいます。

またゴルフコースには、コース管理課という組織があり、そのコース管理課がコースすべての整備、我々すべてのゴルファーがプレーする環境を整えてくれています。このコース管理課がいないとコースは瞬く間に荒れ地となり、見るも無残な荒れ地へと変貌します。何十人というスタッフが日々動き、維持されているのです。雑草を何十人で抜き、芝生が削られたところに土をまき、毎朝芝生を刈って整え、グリーンとティグランドも毎日設置するポイントを変え、夜明けからから日が暮れるまで、ゴルファーが滞在する時間よりも長くコース管理の方たちが携わって、初めてゴルフコース足りえるのです。

ゴルフは自然の恵みと、たくさんの人が日々関わりはじめてプレーできるスポーツですので、個人スポーツとはいえ、そういった周りの方々がいるからできているのだ、ということを真っ先に感じられるのはゴルフコースの中なのです。周りに感謝しながらできるスポーツ、それがゴルフかなーなんて思ったりしています。もうこれを知ってしまった貴方は、明日からゴルフコースにいったら、感謝せずにはいられないかもしれません。でもそんなスポーツほかにないかもしれません。花見などの景色を楽しみながら体に優しい柔らかい芝生の上を歩き回れて、感謝を考えながら、でもプレーを楽しめて。自分を見つめなおしたり、頭をフラットにリセットできたり、そんな魅力が詰まっている場所です。

また今のご時勢において、なにかと話題になる部分もありました。でも、屋外であるはずのスポーツでそんなことが?というのは理由があるのです。
ネガティブなイメージこそ先行しているかもせれませんが、そんなことはない、だけどどうなの?という部分や解説も次回の投稿に絡めてお伝えできればと思っています。
次回は、ゴルフコースを構成する残りの二つの要素についてをご説明します。ありがとうございました ^^) _旦~~

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