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BFC4悪魔合体感想詩「羽根ペン」


渋皮ヨロイ「白鷺」、宮月中「バス停山」の感想詩

 BFC4…本日終わりを迎えましたが、
幻の2回戦を読み終えていません。いつもながらの遅読ですが、読みたい小説がたくさん、たくさんあるというのはとても豊かなことですよね。
 いついつまでに読まなくちゃ!と背中を押されるのもきっかけとなって(助けてもらえて)好きですが、ゆっくり取り出して何度でも眺めるのも贅沢だなぁ。
 そんな風に思いつつ、
 幻の2回戦に出場された渋皮ヨロイさんの「白鷺」について変な?感想を呟いたら化野夕陽さんにお褒めいただき…

感想詩を書いてしまおう!と思ったところに
今回の戦いの一番の推しであった宮月中さんの作品「バス停山」のイメージが急な横入りを…!もう抗うことあたわず、はじめての魔合体詩となりました。
 (私の頭のなかではもう、宮月中さんによる朗読がなされているわけです。これはたいへんにしあわせなことです)

 ブンゲイの異種格闘技であるBFC(ブンゲイファイトクラブ)という場を作り、今年も開催してくださった西崎憲さんに感謝を。
 そしてイメージをくれたお二方に遠隔でハグを!

「バス停山」をテキストでご覧になるには
こちらから。
準決勝出場作品です。


「羽根ペン」
             こい瀬 伊音

白鷺町のバス停で降車し
劇場に吸われる
暗い入り口で半券もぎり

前に並んでいた人は右肩の羽根をちぎられたので
わたしは左手を精一杯のばして立派な一本を引き抜く

「やあこれはペンになりそうですね」

ペンの菓子
ペンの歌詞
ペンの下肢

ペンの貸し
ペンの仮死
ペンの下賜




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