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野菜にこだわった結婚式が、ひかえめに言って最高だった話

2018年8月4日、わたしたち夫婦は結婚式をあげました。

夫が八百屋の息子であることにちなんで、野菜にこだわった結婚式を。

「Thanksgiving Day」をテーマに掲げ、夫婦それぞれが歩んできた人生の"収穫"といえる、最高の家族や親族、友人たちへ感謝を伝える日となりました。

夫の父が快く協力してくれたこともあり、装花やブーケに使う野菜を仕入れてもらい当日使用しました。

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(ペーパーアイテムは夫がデザイン)

プロの方々の仕事もとても素晴らしく、文字通り"新鮮な"演出に出席した親族友人たちも感激してくれたのが心に残っています。

どんなところに野菜を盛り込んでいったのか。友人やカメラマンが撮ってくれた写真で振り返ってみたいと思います。

物語の世界に迷い込んだ? ─空間の主役になった高砂

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野菜でこんなに素敵な高砂をつくれると、誰が想像したでしょうか。←

事前にどんな野菜を使うか、といった打ち合わせはしていたものの、具体的なスタイルは特に提示していなかったのでわたしたちも当日入場してから初めて目にしました。

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おとぎ話の世界かと思うくらい、野菜の愛らしさを最大限に引き出していただきました。

食べる人続出!? おいしい装花

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高砂とあわせて、各テーブルの装花にも素敵な野菜たち。これには夫の実家のみなさんも感激していました。

パセリや人参、パプリカなどもテーブルに散りばめられていたのですが、胸ポケットや耳にさしたり、かじりついたり、ゲストたちが想像していなかった楽しみ方をみつけてくれて、「結婚式って、自分たちだけでつくるものじゃないんだな」って思いました。

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ピクルスづくりが"初めての共同作業"

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新郎新婦の見せ場の一つといえば、"初めての共同作業"。
ケーキ入刀に代わって、ピクルスづくりをしました。

そのときに登場した野菜の詰め合わせがとてもかわいかったのです。

夏にこの大きなカボチャはなかなか手に入らないそうです。
打ち合わせでも普通のカボチャを何段かにするか…というお話を聞いていたのですが、シェフが見つけてくれたとのことで、わたしたちにとってもサプライズでした。

カボチャの器から選んだ野菜をビンに詰め込んで、ピクルス液をそそぐのはなかなか楽しかったです。世界中で一番たくさんの人に見守られてつくられたピクルスではないでしょうか。

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もちろん、ファーストバイトも野菜です!!

口のまわりにいっぱいクリームをつけながら、お互いにケーキを食べさせ合う微笑ましい光景はわたしも大好きです。

が、ここも野菜で。

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先程のカボチャの器から野菜を抜き取って、バーニャカウダソースをつけて食べました。

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ゲストからは「ニンジンーー!!」「タマネギ−!」「ニンニクー!」などなどリクエストもいただきつつ、新郎にはキュウリ1本食べてもらいました。(ケーキとかと違って口の中に詰め込められないので食べきれなかったのですが…笑)

とても盛り上がりました。

幸せのおすそ分けは…?

ケーキ入刀を行なった場合、幸せのおすそ分けとしてゲストにもウエディングケーキが振る舞われると思います。

わたしたちの結婚式では、「夏野菜カレー」をそれとしました。

両家の母親へ、サンクスバイトとして食べてもらった後にゲストの皆さんにも食べていただきました。

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注目の的となったレモンのブーケ

ドレスとともに花嫁を華やかにしてくれるブーケ。こちらはレモンをたくさん使ってもらいました。

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これは本当に心がときめきました。

こちらのレモンも夫の実家で仕入れてもらったのですが、気合を入れて大きいサイズのものを選んでくれたことで、式場のスタッフの方々に「歴代のブーケで一番重いですね」と言われるほどずっしりしていました。

実は、指輪の交換の際、ブーケを介添えの方に渡したときにレモンが1つ落下しました。厳かな雰囲気だったので笑いをこらえるのに必死でしたが、そんなこともあるので、もし、果実のブーケにご興味が湧いた方がいらしたら果実のサイズ選びは慎重に、とお伝えしたいです。(笑)

あったのは"素材"だけ──プロの仕事とゲストの笑顔で最高の結婚式ができました。

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「オリジナルの結婚式をしたい」と相談したとき、わたしたちにあったのは、自分たちのルーツを大事にしたいという思いだけでした。

「八百屋」というキーワードから派生した野菜の装花やピクルスづくりといった演出は、スタッフの方々にとっても初めての試みとのことでした。

式場は神戸でしたが、すべての打ち合わせを東京で完結したため、プランナーさんとの対面での打ち合わせのほか、関西にいるフローリストさんたちとメールや電話でも何度も相談をさせていただいて、演出が実現できました。

とにかくプロの仕事に感動したものです。

そして、途中でも触れたようにゲストの笑顔や反応があって、わたしたちの結婚式があの場で出来上がっていったのだと感じました。

あー。結婚式ってすごく素敵!!

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< 余談 >
歴史的な建造物を民間が活用しマネタイズすることで「価値ある日本文化」として後世に残していく、というバリューマネジメントのビジョンに強く共感して、初めて足を運んだ相談会で即決しました。

野菜の演出だけでなく、お料理などにもリクエストをいろいろとさせていただいたのですが、すべて想像を上回った形で実現してくださいました。

レストランやホテルとしても関西を中心にさまざまな展開をしているので、いろいろ巡ってみたいなと夢見ております。

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