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ロストケア

ロストケアという映画見に行ってきた

人は必ず老いていく

最後まで元気に
誰にも迷惑をかけずに
死ねたらどんなにいいだろう

身体が不自由になったり
認知症になって色々忘れていったり

残念ながら
自分の意に反して
暴力を振るうようになったり
トイレがうまくいかなくなったり

それは
悔しくて哀しくて
でも自分ではどうしようもなくて

そんな状態で生き続けるって
どんなにきついのだろう

何かもわからなくなるのならともかく
時々、自分を取り戻して
周りに迷惑をかけていることが
耐えられなくなる

それが、大好きな家族だったら
なおさら

人は、必ず老いていく
それが、私は怖い

誰かに迷惑をかけること
基本は家族かもしれないが

家族ほどやっかいなものはない

繋がってると言えば聞こえがいいが
縛られているともとれる関係

そんな状況で
面倒をみられても
申し訳ないし、せつないし

最後までプライドや尊厳をもって
いられることは、難しいのかもしれない

お互い頭では分かっていても
老いは待ったナシで
どんどんひどい日常が更新されていく

家族だって
そういう姿を最後にみるのはつらい

今、私は、父の介護をしていて

いずれ、私の介護を息子がするかもしれない

なので両方の気持ちがわかる

なぜ、人は老いていくとき
そんなせつない段階を通るのだろう

生きるとは修行のようなものなのか

自分が自分らしくいられるのは
いつまでだろう?

今回の映画は
そんなことを考えさせられた

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