ハマれる物が無い期

 何をみてもいまいち面白く感じられない期間が続いている。少し前までは特に生活には悩んでいなかった。少年ジャンプを読んでいるだけで満足していられた。あとYoutubeとアニメを少々、たまの映画。それだけで十分に日々が充足していた。

 今は何をみてもいまいち心が動かされない。楽しめるといえば楽しめるのだが、熱くなることができない。熱を込めてそれらについて語ることができずにいる。いやはや、半年前の自分は何故あんなにもコンテンツに対して熱心でいられたのか? 今となっては全く分からない。

 在宅勤務で逆に適応障害になったんじゃないかとすら思える。何をしていても心が満たされることがない。いやほんと、何をすると夜に布団の中で満足して寝ることができるんですかね? 運動とか筋トレとかサイクリングとか、そういうのは試してみた。確かに身体は疲れるものの、心のどこかが充足せずにいる。

 心、充足させて〜。どうにも満たされね〜。

 体力や精神力が有り余っているのかもしれない。有り余っていながら余剰分をぶつける矛先が無いという現実。くるし〜。冷静に考えれば仕事に対してぶつければ良いんだろうけれども、いまいち仕事もノリ気になれない。心身ともにヘトヘトになるまで何かに夢中になりて〜といった気分でいる。

 目標の喪失といった理由もあるのかもしれない。自宅の中に引きこもってできる仕事って、ある意味では羨望のまとではないだろうか? それができるせいで生活に不満がなくなり、どこを目指せば良いのか分からなくなっているのかもしれない。

 年齢か? 年齢もあるのか? いやでも面白いものがあれば年齢とか関係なくハマれると思うんだけどな。60歳とかなら分からんけども、まだ30歳なので新しいことへの適応力はギリギリあるはずだ。シンプルに面白いものへ出会えていないだけなのかなんなのか。

 何をみても薄っぺらく見えてしまうのよな〜。2020年4月以降からずっとこの症状に悩まされている。現実に比べてフィクションが薄っぺらすぎる。あくまでも個人的な感覚だから異論は認める。現実の構造変化すごすぎ〜。去年の京アニ事件があってからもアニメ熱が下がったりしていた。現実がどうにもならなすぎる。

 フィクションの世界が楽しいのは、現実の世界よりもフィクションの方が楽しいから、という理由が大きいと思う。というかまあ、現実とフィクションも含めた複数ある世界の中で、一番ヤバそうな物が一番面白い、という感覚だ。で、いまこの瞬間において、一番ヤバそうな世界が現実であることが問題。

 とは言っても現実のことは考えたくないのよなあ。現実が一番ヤバイ状況になっていて面白いものの、現実については考えたくないというジレンマに苛まれている。我ながらどうしようもないタワケである。でもそうなんだから仕方がない。この感情は認めた上で生活をしていかなくっちゃなりません。

 ここまで書いたけど結論も出ず。結論が出たら苦労はないんだ。何か面白いことが会ったら教えてください。以上。

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