Koishi

転勤/故郷たくさん 思い立ったら書いてみる。 飽きたらやめる。 noteの文化、まだ…

Koishi

転勤/故郷たくさん 思い立ったら書いてみる。 飽きたらやめる。 noteの文化、まだ知らない。

最近の記事

#3風の吹く日

人間観察って、意外に近距離でもバレないよね。 花見に来て、苦しそうに背伸びしてプルプルしながらサクラを撮影する人たちたちの写真を、 わたしが、 遠巻きに、 撮る。 「サクラの写真て、まじで毎年撮ってると思いますけど、見直すことあるの?」 でも撮る、わかる。 桜の木を背もたれにして、家から持ってきた不安定なキャンプ用チェアに腰掛ける私は、 出店の並ぶ公園の桜祭りにいる。 参加者を肴に、350ml缶のハイボールを飲む。 地域のお祭りの経済を回す1人になった私は、ほろ酔いも

    • #2お昼休みの独り言

      私の弱い気持ち 新卒入社から3年経った。 やりたいことがないからやってる、って気持ちもあるけど、やりたい仕事に就けてるのも事実。 もうちょっと人生にスパイスは欲しいけども。 ‘’誰のためにやってる仕事?” を繰り返すたびに初心にかえれるし ちょっとは自分を鼓舞できる、嫌いな現実世界と心の間に張っとくバリアみたいなものだったんだけどな。 今の仕事は、それを思うたびに、 え、この仕事いらなくない?って思っちゃう。 自分で存在価値を見出す? こんなに逆風でか。 逆風から

      • #1この変化を逃さないように

        意欲的な春 25歳の春、アラサーに片足を突っ込んだ私は、悩んだ。 お酒に少し強くなったかもな、と、最近買ったウイスキーの味を比べてみる。 炭酸が効いていないから、効率よくアルコール摂取できるなぁ、とレトロな白い花がぐるりと咲いたコップでちまちま気の抜けたハイボールを飲む。 時計を見たら21時。 「やることないからって眠いフリして寝るのは現実逃避だよな。」 これから寝るまでの数時間で何をしようかと考える私の脳内は、今日の夜の予定から、今後の自分の人生の予定まで想像して

      #3風の吹く日