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育児の真っ最中だけど楽しみを見つけた話

前回のnoteで「育児に達成感はない」という話を書いたけど、
じゃあ私の達成感は何だという話を今度は書きたい。

仕事っていうほど、正直打ち込んでない。

趣味っていうものも子どもが出来てから叶わないことが多い。
映画を観るとか、どこかに出かけるとか。
ヘッドフォン着けて爆音でROCKを聴いてお酒を飲むとか…そんなことできなくなってもまぁいいんだけど。

とにかく子どもが生まれてから、いっぱいいっぱいって感じでやってきた。

0歳児の頃はそれでも楽しかった。
ねんねしてる間に、ハーフバースデーの飾りなんかを手作りしていた。

大変だなって思うのは、やはり仕事に復帰してからだ。

自分の為の時間なんて、入り込む隙がない。

やりたい事が何も無いまま過ぎていく。

…結構前になるけど、
今年の5月の連休、実家に帰省して顔を合わせた妹が、手作りのビーズのブローチを付けていた。

私はそれが羨ましくて、
それはもう楽しそうで、
私もなんかそういうことしたい!と
衝動的に妹の買ったものと同じ、手芸キットを販売している通販カタログを買った。

実家を出てから、ろくに裁縫道具なんて持ってないくせに、それこそ衝動的に刺繍のキットを注文してみた。
家庭科の授業ぶりくらいなんじゃないか。

でもこれが大正解。
楽しい。

あらかじめ印刷されている図案の通りに糸を刺し進めるだけなんだけど、なんていうか、やりがいがある。

以下GOODな点
・ほどよく簡単で、ほどよく難しい
・丁寧に作れば見栄えがする
・子どもが寝てても静かに作業できる
・単純作業で集中するからリラックスできる
・外出しないでできる
・場所をとらない
・材料は高くない、コスパ良し
・作ったものが残る、やり直しもきく

この、「完成」というカタチがあるものこそ達成感ではないかと、ひしひしと思う。

そんなわけで実は今年の5月から、私は刺繍を楽しんでいる。
1分でも長く寝ていたい朝に早起きをして、子どもが起き出すまでの1時間ほど刺繍をするようになった。

何の為に?
いや、それこそ「趣味」ですから。
ハンドメイド作家になろうと思ってやっている訳ではない。

子どもの為でもなく、
生活の為でもなく、
キャリアアップの為でも何でもない。

果たして自分の為かどうかすらよく分からない。

でも、この「誰の為でもない時間」が、
ぎゅうぎゅうの毎日から救ってくれる感じがする。

本当は、おばあちゃんになってからやればいいかとも思ってた。
でも歳をとったら目が悪くなってそうだし。

次は編み物に挑戦しようと思っている。


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コイケ リコ
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