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お城へTo Go(水戸城)

 今回は水戸城(14・茨城)です。水戸にお城あったっけ、という方もいるでしょうが、梅の名所、偕楽園がまさに水戸城といっても良いでしょう。
 江戸期は城の拡張が制限されていたため、いざというときの城機能の拡張のために、庭園という名目で、城に近接して庭園が造営されました。ここに兼六園、後楽園を加えた三大名園はすべてそうした事情で造営されているため、同じように城に隣接しているわけです。

 水戸城を押印は平成21年3月15日です。ここもふくめ関東の100名城は、多くが平成21年に回っているので、平成20年にお城めぐりを知り、盛んに近隣の城郭を回り始めたわけです。
 水戸城もそうした時期だったので、たしか土曜日だったので、クリニックでの診療後に特急で向かったのを記憶しています。
 駅前には、水戸黄門の像があり、歩いて城へ向かいましたが、当時は城の知識があまりなかったので、どこまでが城なのか、少し難しかったように思います。大きな空堀にあたるところに国道やら鉄道が走り、現存する薬医門は高校の校門になっていました。
 いかにも「城」というのではなく、街並みのなかに溶け込んでしまっているパターンは、初心者の頃は難しいものでした。見慣れてこないと、その根底にあるものが見えてきません。中沢新一の『アースダイバー』なんかの感覚に似ているように思います。

 診察やレントゲンなどもそうですが、特に何が難しいわけではなさそうですが、膨大な正常パターンが自分の中にできてくるまでは、わずかな差異が異常なのか正常なのか、なかなか判別する自信が出来てこないものです。
 基本となる型が、次第に形成されてくるとこれは正常だな、これはおかしいなといった感覚が出来てきます。城を前提とした地形の読み方も、かなり似ているように思います。城の隣接する庭園も、その目で見ると、戦闘に適した地形にあることに気づきます。三大庭園に行かれるときは是非、そうした視点からも見てみると面白いでしょう。

 城を見た後は、茨城なのであんこう鍋を食べ、居酒屋では「納豆づくし」みたいなのを食べました。
 特に庭園などには興味がなかったので、城をやっていなければ、ここにも来ることはなったんだろうなあ、という感慨ひとしおでした。

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鍬匠甲冑屋オリジナル

配信元:裏辺研究所


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