第63椀 島ラッキョウ(の葉)とモズクのお味噌汁
初出:2019年6月4日
<お味噌汁> ひと椀がつむぐ大切なもの それは日本のたから
テーマ:素材のことを知って食べるとより楽しい
「島ラッキョウ(の葉)とモズクのお味噌汁」
先月はラッキョウのような鱗茎(球根)を持つアサツキを使いましたが、今月はアサツキを少し大きくしたような島ラッキョウを使ったお味噌汁です。
数年前に近所の方から「生でもいけるよ」と、島ラッキョウの掘りたてをいただいてから、そのワイルドな風味と調理の手軽さで、すっかり島ラッキョウファンになってしまいまして、以来自分でも作ってみようと少しづつ畑で育てています。
島ラッキョウは沖縄県独自のラッキョウの品種で、一般的なラッキョウより小型で細く、香味や辛味が強いのが特徴です。沖縄では冬から春先までが旬です。ワタシの地域でも春先から今ごろまでが食べ頃で、夏になると葉が枯れて休眠期に入ります。
島ラッキョウは塩漬けにして鰹節をかけて食べるが一番好きなので、この時期はせっせと作っています。漬ける時にまだ小さいものや葉っぱは取り除きますが、この残り物も炒め物にしたり、お味噌汁の具にしてもいけるんですね。
今回はさらに今が旬の海藻、沖縄のモズクも加えました。シャキシャキ&トロトロ食感がいいんですよね。出汁は鰹節をそのまま一緒に入れて煮ちゃういつもの簡単出汁です。
作り方は、島ラッキョウの葉が少し硬そうだったので、フライパンにゴマ油でさっと炒めました。そこへお湯を加えて、鰹節、島ラッキョウ、モズク、味噌とすべての食材を入れて一煮立ちしたら完成です。簡単すぎてすみません。普通のラッキョウ、エシャレットでもできますよ。
***
「島ラッキョウ(の葉)とモズクのお味噌汁」
出汁:鰹節、ゴマ油
具材:島ラッキョウ(の葉)、モズク
味噌:手前味噌(米麦混合麹)
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?