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大豆を作ろう。

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ワタシの大豆の作り方。飛騨の在来大粒青大豆「ハトコロシ」を、移植栽培した場合です。
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#ハトコロシ

大豆を作ろう。 ①播種

自己流ですが、大豆の作り方をまとめてみました。2024年改訂版 播種(はしゅ)播種は直播きではなく育苗箱にしています。なぜ直播きでなく苗を作って植えているのかと言いますと、ハトやカラスの食害を阻止したいのが一番の理由です。また、播いてすぐに大雨が降って豆が腐って全滅したこともありましたので。また、直播きですと2粒づつ播いてから一本立ちに間引きするのですが、これが何だか面倒だし、もったいない気がして。また、少し横に寝せて植え付けることで、ストレスを与えて株を太くしようと言う効

大豆を作ろう。 ②定植

2024年改訂版 播種から9〜10日目頃が定植適期です。(気温により早くなることもあります) なので、定植する日から逆算して播種しています。例えば、土日に植えたい場合、前の週の木曜日に播種しますと、土曜日が9日目、日曜日が10 日目となります。 例)6月20日(木)播種→6月29日(土)、30日(日)定植予定。 私の場合ですが、畑に線を引く〜苗を並べる〜土をかぶせる〜水をまくまでを1人で作業したとして、1時間で300本植えられますので、何人で、何時間作業するかに合わせ

大豆を作ろう。 ③中耕・培土

中耕(ちゅうこう=栽培中に耕すこと)定植から10日後くらいに、天候や雑草の様子を見ながら、一回目の中耕(ちゅうこう=作物を栽培中に耕す作業)をします。 まず、管理機(豆トラ)で畝間を起こします。この為に、管理機のサイズに合わせた畝間にしています。よって、我が家の管理機の幅が60cmですので、畝間は85cmにしています。なければ鍬か三角ホーで手作業になります。この一回目に、特に株間を念入りにして除草しておくと後が非常に楽になります。 培土(ばいど=土を寄せて盛ること)管理機

大豆を作ろう。 ④摘芯

摘芯(てきしん=芽を摘みとること)播種から30日目あたりに、側枝が4〜5本出て来る頃合いかと思います。そうしたら先端の柔らかい芽(頂芽)を手で摘みとります。 摘芯の目的は、ストレスをかけて主茎を太くすることと、枝が分かれて横に茂り莢(さや)数を増やすことです。 播種0日 ①播種  播種10日 ②定植 播種20日〜50日 ③中耕・培土 播種30日 ④摘芯 播種50日〜70日 ⑤開花期の灌水 播種100日〜 ⑥枝豆 播種140日〜 ⑦収穫

大豆を作ろう。 ⑥枝豆

枝豆(えだまめ=未成熟な大豆)播種100日後頃から、大豆を枝豆として食べられる時期にあたります。6月21日に播種したとしますと、9月29日頃になります(気象条件により変動します) 枝豆収穫の適期は莢の状態をよく観察しましょう。莢が付き始めてから徐々に中の身が膨らんできて、色はキレイな深緑色になってきます。莢が見るからにはち切れそうなほどに張ってくると美味しく食べられます。皮にシワが寄ってきますと時すでに遅しです。収穫が遅くなると豆が硬くなってきますので注意してください。

大豆を作ろう。 ⑦収穫・選別

収穫(しゅうかく=作物を取り入れること)立冬を過ぎて、播種から140日頃、枯れた葉がほとんど落ち、茎や大部分の莢が乾燥して茶色になり、莢を振ってカラカラと音がするようになれば収穫期です。6月21日に播種したとしますと、11月8日頃になります(気象条件により変動します)。 上の方の莢が一つ二つ自然にはぜてくる頃合いが良いと思います。収穫時期が遅れますと次々に莢から大豆がこぼれて、鳩が寄って来てしまいますので注意しましょう。 上の方は枯れていても下の方がまだ緑がかっている場合