PyInstallerで作ったexeがウィルス判定される

pythonファイルを単体実行ファイル（.exe）に変換してくれる便利な「Pyinstaller」。ただ、これで作ったexeがウィルスバスターにウィルス判定されてしまい困ってしまいました。

結論として、Pyinstallerのブートローダーを再構築すれば解決しました。Anaconda環境でやっている例はなかなか見つからなかったので、残しておこうと思います。

◎動作環境、前提条件
Windows11(64bit) + Anaconda。Git導入済み。

pip uninstall PyInstaller

▲Anacondaの各環境からターミナルを開いて、まずは現在インストールされているPyinstallerを削除します。

cd c:\users\ユーザー名\anaconda3\envs\環境名\lib\site-packages

▲環境のパッケージがインストールされているフォルダへ移動します。

Dir

▲Dirコマンドで「Pyinstaller」のフォルダがないことを確認。

git clone https://github.com/pyinstaller/pyinstaller

▲gitコマンドでPyinstallerをクローン。

cd pyinstaller

cd bootloader

▲ブートローダーフォルダまで移動。

python ./waf distclean all

▲環境をクリーン。エラーが出るが気にせず続行。

cd ../

▲1階層上に移動。（Pyinstaller直下）

python setup.py install

▲Pyinstallerのインストール。

pyinstaller

▲完了したらpyinstallerコマンドで、インストール確認。エラーが出ず、オプションの使い方とかが出たらOKです。

ちょっと厄介な手順になってしまいましたが、解決したのでよしとします。

今回はここまで。
読んでいただきありがとうございました。