見出し画像

フカヒレとワインの意外な相性

はじめに

中華料理の花形と言えるフカヒレの姿煮込み。外観の美しさ、香りの芳醇さ、味わいのバランスとテクスチャー、余韻の長さ。そして豊富な栄養価。どこをとっても完璧な食材、料理の一つだと考えています。こうして記事を書いているだけで既にお腹が空いてきました。

料理単体としてあまりにも素晴らしい一品ではありますが、食べ物である以上、そこには一緒にいただく飲み物が必要となります。

もちろん良質なお水でも良いのですが、例えばノンアルコールであれば、深みのあるお茶といただくことでより美味しく召し上がることができます。そして、お酒であれば熟成した紹興酒とのペアリング。これはおそらく誰しもが想像できる最高の組み合わせの一つ。フランス料理で言うと、「フォワグラのテリーヌとソーテルヌ」にも匹敵する極上のマリアージュだと考えています。

ただ今回は、定番の紹興酒とのマリアージュではなく、あえてワインとの組み合わせ。中国や日本のワインで相性の良いものはもちろん多く存在するのですが、それ以外の国のワインとのペアリングを提案、体験する貴重な機会に恵まれましたので、ここでご紹介をさせていただきたいと思います。

ここから先は

1,956字 / 4画像
この記事のみ ¥ 200

最後までご覧いただき、心より感謝いたします🥂