ソムリエ・ワインエキスパート テイスティング試験に向けて知っておきたいこと
はじめに
2024年度のソムリエ・ワインエキスパートの一次試験も佳境を迎え、早い方ですと既に二次試験の対策講座へ通い始める方も増えてまいりました。
私自身は、2002年にワインエキスパート、2003年にソムリエの資格を取得し、現役を続け、ワインスクールの講師としても16年目となりました。
これまでに経験してきたことを元に、今回はテイスティング試験に臨むにあたって知っておきたいことをまとめました。
今年挑戦を控えている方はぜひ参考にしていただければと思います。
二次試験の合格に必要な心がまえ
過去の出題傾向に執着しすぎて試験テクニックだけを習得しようとすると、本番に想定外のことが出題された場合(昨年の語群シートにはなかった用語が選択肢にあったり、経験したことのないワインが出題されたり等)、動揺をしてなかなか結果に結びつきにくくなってしまいます。
マークシート式だからと言ってもテクニックに走りすぎないように、あくまでも目の前のワインを正しく判断できるように、正しいトレーニングを積み重ねる必要があります。
目指したいのは合格テクニックの習得ではなく、本質的なテイスティングの基本能力を身につけること。その場しのぎではなく、この先ソムリエ・ワインエキスパートの資格を得た時に、しっかりとその能力を役立てていくことを意識してトレーニングを積み重ねていきましょう。
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