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【英語Q&A #16】 「受験のため」ではなく「喋れるようになるため」の英単語の覚え方はありますか?

僕の博士論文のトピックにも関連するんですが、1点だけ紹介します。ここでは「日常」(仕事、学校、友人関係等)での「会話」に絞って述べます。演説や講義で話す場合とはあまり関係ありません。

日常会話で使えるように単語を覚える方法ですが、以下の点をよく考えて覚えると効果的だと思います。

  • 自分がその単語を使うだろう状況を詳しく、具体的に (※注) 理解する。自分は、いつどこでどんな状況で誰に対して、その単語を使ってどういうセリフをどんな口調でなぜ、言いたいのか。
    ※具体的・現実的であればあるほど効果がある。)

  • その状況を想像しながら、そのセリフがスラスラ言えるまで練習する。

これをすると、単語と場面が一塊で記憶されて、会話時に、場面に応じて的確な語彙選択をすることが非常に容易になります。

慣れるまでは、または、一度に覚えたい量が多い場合は、忘れないようにノートか何かに細かい状況とセリフをちゃんとメモしておくといいでしょう。

例えば僕が pugnacious (喧嘩っ早い、挑発・挑戦・好戦的な) という単語を覚える場合...

友人の John の家でのランチタイムの BBQ に呼ばれて行ったとき(いつ、どこで)、彼の飼っているパグ犬がいつもどおり好戦的にギャンギャン吠えてうるさい時に(どんな状況で)、John に(誰に対して)、「He is so pugnacious probably because he is a PUG!」と(どういうセリフを)、冗談交じりに(どんな口調で)言いたい。Pug と pugnacious をかけた冗談を言いたいから(なぜ)。

この例には pug と pugnacious をかけるという記憶術が偶然混ざりましたが、これは特に必要ではありません。ただ、僕は本当に実生活で pug と pugnacious のおやじギャグを使いたいので具体性と現実性を無視した状況設定にはなっていません。まずはこの状況限定で pugnacious と上記のセリフが出てくれば大成功で、ハードルはあまり高くありません。その後は似たような状況または別の状況でも pugnacious が少しずつ使えるようになっていくものです。

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