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『やねいろは』人材募集します!

こんにちは。『やねいろは』『かべいろは』(以下、『やねいろは』)を運営している代表の白神と申します。

『やねいろは』での人材募集について、中国地方を中心にスタートアップ関連のイベントを開催する『スタートアップキングダム』のお母さんこと、竹内真紀さんから「そもそもどういう会社なの?」と言われ、折角なのでインタビューして頂きました。

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スタートアップキングダムはこちら↓

ちなみに竹内真紀さんは現在ThinkCampのコミュニティマネージャーをされています。


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■会社の概要は?

竹内:現在している仕事は何ですか?分かりやすく教えてください。主婦でもわかるように。笑

白神:白神商事の仕事は大きく分けて屋根材卸業とWEB事業があります。

屋根材卸業は屋根材となる瓦や板金を岡山県内の工事店さんに配達する仕事です。

WEB事業は屋根にお困りのエンドユーザーと屋根工事店をマッチングさせる事業を行っています。

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■なぜやっているか?

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(真剣に話し始める白神)

竹内:そんな会社でなぜこれらの事業をやっているんですか?

白神:家業なので。祖父の代から屋根材にかかわる会社で、小さい頃から祖父から「お前は大きくなったら会社を継ぐんだ」と言われていました。

竹内:おじいさんは屋根屋さんだったんですか?

白神:おじいさんの父(曾祖父)は岡山駅の近くで炭を売っていたようです。その後、第二次世界大戦を迎え、祖父は戦争に行って命からがら帰ってきましたが、戦後間もないころで屋根はセメントで固めた質素なものでした。そのセメントに色を塗るのがその当時はやっていたため、当時の日本では各地域にセメントで固めた屋根(セメント瓦)が多く流通していたのを見て、セメント瓦用の塗料を販売し始めたかたちです。

竹内:なるほどですね。でも、WEB事業は白神さんが立ち上げた事業なんですよね。

白神:そうです。祖父が今の会社を創業した後に、セメント瓦が流行遅れになってきて、父の代になってから焼いた瓦(色を焼き付けたもの、釉薬瓦と言います)が主流になったので、父も焼いた瓦を仕入れて屋根工事店に売る事業を立ち上げました。その後、1990年代になり、インターネットが普及し始めたころ、父もインターネットに興味があり、1997年に他界する直前はインターネットを使った事業も考えていたようです。他にも車が好きだったので、中古車を流通する事業を考えていたりした中のひとつだったようですが。

竹内:お父さんと白神さんの関連はあるんですか?無いと思いますが・・

白神:実はありまして・・。数年前に父の机を整理したときに、父が書いたメモが出てきて、その中にインターネットで屋根工事の情報提供を行う事業を書いていたので、多分そういったことをおぼろげながら考えていたのだと思います。

白神:私はそういった話は知らず、2013年に実家に帰ってから、お客様(工事店の方々)がハウスメーカーなどの元請けの仕事だけに偏っていて、直接エンドユーザーと接することが少ないと常々営業中に言われていたので、その状況をどうにかできないかと考えていたのです。また工事店の方々と話していて、非常に工事に対して熱い想いが溢れてしまって、しょっちゅう30分だけ滞在するはずが、2時間以上になってしまうこともありました。そういった熱い想いがあるのであれば、いっそのこと、それを一般の方に公開することで工事店の真摯さが伝わり、集客にも良い影響があるのではないかそもそもこういった熱い想いがある仕事人が世の中で埋もれているのがもったいないと思ったので、結果的にインターネットを使って、工事店への取材内容を提供するサイトを作ったという訳です。父ももしかしたらそういったことを日々感じていて、同じことを考えていたのかもしれませんね。

竹内:今まさに想いを伝えてくれる白神さんが熱いです。熱量溢れるウェブサイトそのもの。笑

白神:そうですね。もう熱くなってしまいました。早かった。

■『やねいろは』の価値とは?

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(ますます真剣に話し始める白神)

竹内:いやいや。ところで、今展開して4年経ったと聞きましたが、お客様からの声とか反響はありますか?

白神:昨年(2019年)に千葉に大きな台風(台風21号等)が襲って、『やねいろは』にも数百件問い合わせがあったんです。「すぐに対応してほしい」という声が数多くある中で、対応できなかった物件もありますが、専門家である工事店が迅速に対応できた物件も数多くありました。とは言っても、どの工事店も1000件以上の屋根工事依頼があったので、順番に仕事していく感じで、数か月から1年以上かかると言われています。最近工事が終わったユーザーさまからは「白神さんの初回対応が神だった」という声まで頂いて、恥ずかしかったですが、それは非常に嬉しかったです。

竹内:神は言い過ぎでは・・?笑

白神:そう思います。言い過ぎですよね。ただ、災害時は必死で電話対応していました。例えば、私は工事対応窓口としてユーザーさまにできることとできないことを真摯に伝えています。例えば、「すぐに安く工事してほしい」という声に対しては、①すぐに工事する、②安く工事するの2種類があり、①を優先すると千葉以外(茨城、神奈川など)の工事店を呼ばないといけないので多少工事金額は上がります。とは言っても、訪問販売業者の金額と比較したときに安過ぎると言われたくらいなので、適正価格の範囲内だとは思いますが。一方で②安く工事してほしいという声を優先すると、千葉の工事店に平常時にやってもらうことが一番安くする方法なのですが、残念ながら千葉の工事店が平常に戻るには災害が起こってから2年以上かかるのではと言われています。

白神:なので、雨漏りしていなかったり、点検だけしてほしいというユーザーさまには②をお勧めしています。このように、私や会社自身が工事に対して知見を持っていることで、ユーザーさまに分かりやすく説明できて、それが結果的にお客さまから「対応が良かった」という声を頂いているのかなと思います。その分受付窓口の皆は大変ですが。こういった災害だとイライラしているユーザーさまも多いので、説明してもガチャ切りされたり、怒られたりするのですが、それはこういった状況なので仕方ないと思うようにしています。

竹内:災害で気が動転しているとそういったこともあると思います・・

白神:そう思います。私ができることは的確に嘘をつかずお客様に対応すること。そして、お客様からの声が高評価なのは、やねいろは事務局のスタッフによる初回のお客様対応だけでは不十分で、実際はしっかりした工事店を紹介できるからこそ(良い評価を頂いている)と思っています。紹介しても工事がしっかりしていない会社だと、結果としてユーザーさまの満足度は高くないと思います。『やねいろは』では紹介メインで工事店に登録してもらっています。”良い人の周りには良い人が集まる”という考えをもっていますので。古いかもしれませんが。

竹内:確かにそうですよ。私も周りの人は良い人ばっかりだしありがたいことです。

白神:また掲載基準としてそもそも”自社にひとりでも専門工事ができる職人(7年以上の経験年数)がいること”があります。その意味でも他のサイトと比べてマニアックで、その分、掲載のハードルが高いと言えます。既に掲載していてもこのような考え方に合わない工事店の方は自然と辞めていっています。厳しいと言われることもありますが、当社として信頼関係を構築している工事店さんを私たちにとって大事なユーザーさまと会わせたいという気持ちです。その分登録してもらう職人さんがすぐに増えていかないのはビジネスとしてはマイナスかもしれませんが。最近は登録してもらっている職人さんが業界の有名人(技能グランプリ優勝者等)の方も増えてきて、業界内で「ポータルサイトは嫌いだけど、あの人が入っているなら、『やねいろは』は入るよ」と言ってくれる職人さんも増えてきて、それは単純に嬉しいです

竹内:あのーいいですか。話し過ぎです。住宅にとって屋根って大事なものですよね。屋根が無いと住めないし、信頼できる工事店に頼めるプラットフォームがあるのはありがたいです。

白神:ありがとうございます。そういってもらえると嬉しいです。最近は『かべいろは』もやっているので、外壁工事店もエキスパートの方に入って頂いています。

竹内:利用者は安心します。私も一人の利用者になるかもしれないので。

白神:是非利用して下さい。

竹内:はい、します(断言)

■どんな職種を募集しているの?

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(やっと人材募集について質問できた竹内さん)

竹内:そんな『やねいろは』ではどういった人材を募集しているんですか?

白神:先ほどお話した工事店に私たちのやっていることを説明して賛同して頂く仕事です。ひらたく言うと営業です。ただ、今まで話したように、単なる営業では無いと思っています。今日本全国で災害が起きています。昔よりも災害が大きくひどくなっていて、家全体への被害も大きくなっています。その中で「全国に信頼できる工事店がここにあるんだ」というネットワークを作りたい。最初はそういったことはできない、とどこかで夢物語のように考えていましたが、会社の社員さんの頑張りや親身になってアドバイスしてくれる方々のおかげで、現在掲載されている工事店が300社を超えました。全国に屋根や壁の工事店は数万社あると言われています。タウンページにも載っていない、ひとりで毎日コツコツ真面目に工事されている方がいらっしゃいます。会社の規模は関係ありません。そういった真面目にコツコツやっている工事店こそ、是非『やねいろは』に入ってほしい。そしてエンドユーザーからのお困りごとに対応してほしい。その為には、決まったトークだけではない、気持ちのこもった営業をしてほしいと思っています。

竹内:決まったトークも大事ですが、最終的にはその人らしいトークも良いと思いますよね。

白神:私の体はひとつなので、どんなに頑張っても数万社は回れません。しかも、アドバイザーの方からは「あなたが営業ばかりしていたら会社が広がらないよ。全国のユーザーが信頼できる工事店を見つけられるネットワークを作るのがあなたの仕事で、そのためにやらないといけないこともたくさんあるのでは」とも言われます。そういった意味でも、『やねいろは』の成長の第二のステージとして、そういった工事店さんと心を通わせられる営業の方を求めています

■入社に必要なスキルって?

竹内:はい。でも営業の方と言ったらスキルとテクニックが伴っていないと駄目な感じですよね・・

白神:いえ、営業とは言っても、まずはテレアポからなので、むしろスキルは重要視していません。まずは一日決められた数を電話して、断れられた数を目標にしてもらっています。営業アドバイザーも二人いるので、そういった方に今の悩みを相談できますし、社員さんも悩みを相談しています。営業アドバイザーは営業経験が豊富なだけでなくキャリアカウンセリングができる女性の方なので、営業以外の相談も実際社員さんはしているようです。笑

白神:私がテクニックは大事ではないと思っている理由は他にもあります。営業アドバイザーが未経験者の方をその方の成長ステージに応じた形でカリキュラムを組んでくれるので、スキルは一生懸命頑張れば付いてきます。やるべきことをしっかりやれば力はついていくのです。最近も面接をした中で「他の会社の面接は圧迫面接だったが、『やねいろは』の面接はなぜか楽しくなる面接だった」と言われました。それは私自身が圧迫面接をするよりも、実際にどういったことをするか、そのための会社の姿勢はこのような感じです、と説明していて、圧迫面接をしてストレス耐性を見極めると言ったことは優先順位が低いと思っているからです。

竹内:たしかに圧迫面接はあまり良くない気がしますね。

白神:一方で大事な姿勢、社員さんに求める姿勢があります。それは、しっかりとお客様と会話していきたい、”地味だけど、しっかりと工事店ネットワークというインフラを作っていくことで世の中を良くしたい”という想い、そしてそれをやりきる根性があることです。そういった方であれば未経験者大歓迎です。

竹内:めっちゃいい。先輩のサポートがありがたいですね。営業エリアはどんな感じですか?

白神:これも今はサポートがありますが、昔はなかったのです。やみくもに営業成績を詰めるだけの営業は当社にあまり合わないと思ったのもあります。

白神:営業エリアについては、全国ですね。なので数時間車で移動して営業することもあります。その意味で体はきついかもしれません。なので、積極的にテレビ会議システムを使ったやり方に移行していっています。テレアポでアポを取った工事店さんにお願いしてテレビ電話を使って『やねいろは』の紹介をしています。工事店さんはどうしても日中は工事をしているので、日中にアポを取るのが難しいときもありますが、そういったときでも仕事が終わった後の夕方にテレビ電話だとお話することができます。

竹内:オンラインなんですね。これからの時代っぽい。

白神:そうですね。コロナが始まる前から実はテレビ会議システムは使っていたのですが、コロナになったことで本格的に導入できるようになりました。工事店の方も今までは来てくれないと話は聞かないという方がほとんどだったのですが、今はテレビ会議で良いよと言ってくれる方も増えてきました。なかなか、がらっとは変わらないですが、会社としてもできる限りテレビ会議システムを使うことで次の時代に合ったものにできたら、と思っています。

■勤務地は?

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(話し過ぎて、よく見たら目が閉じている白神)

竹内:営業の方の勤務地は岡山なんですか?

白神:本社が岡山なので、現在は岡山での募集をしています。とはいえど全国が営業先なので、今後増えていくかもしれません。ただ、経験が無い状態でいきなり本社でないところからスタートだと会社としてフォローしにくいので、徐々に他の地域での営業担当者も募集していく予定です。逆に岡山に帰らないといけない求職者の方であれば、岡山にもいながら、全国を相手にベンチャー的な仕事ができる環境なので、その点については、良いと思ってくれる求職者の方はそこを非常に評価してくださいます。実際に今当社がやっていることは全国でも珍しいことのようで、東京のとある大手企業の社長からは「言っては悪いが、こんな田舎にこんな熱いことをやっている会社があるなんて驚いた」と言われました。確かに会社は岡山でも田舎のエリアなのですが、はっきりと田舎と言われたのはショックでした・・笑。

■得られるスキルは?向いている人材、向いていない人材は?

竹内:逆に会社として「ここに入ったら得られる」というものはありますか?

白神:まず営業なので営業スキルは学べると思います。営業アドバイザーがテイラーメイドでその方に合った課題や解決策を順に考えてくれるので、それは価値があると思います。ただ単に「やれ」だけではないと思います。ただし、やらないとわからないことも多いので、全てに理由があるわけではありません。勉強もやって初めてその意味が理解できるしその存在意義が分かるのと同じです。古文や漢文が仕事に意味が無いと言っても、その考え方や日本の歴史から見たときの価値はしっかりあります。ただ10代の頃はそれは分からない。まずはやってみて、気付いて、それを他のところでも生かせるように汎用化させていく。その繰り返しが大事です。ただ人によって成長スピードや段階が違うので、その点はしっかり合わせながらやっていきます。

白神:また、手前味噌で恐縮ですが、当社の人材は優秀な方が多いと思います。その意味でも、ゆったりした環境ではないですが、その分、営業力を中心とした人間力のスキルが早く付いていくことはあると思います。

竹内:そう思います。

白神:得られるものは多いですが、自分から色んな意味で挑戦していく気概がないと得られるものは少なくなってしまいます。自分自身も20代はしゃかりき仕事をしたので今があると思っています。そういったメンタリティを持っている方を求めています。

竹内:なるほど。私も若いころは仕事バリバリしてたな・・今も仕事は好きだけど。

白神:そうですよね。残念ながら、個々人の成長のために会社は存在できません。会社として達成したい目標のために会社や組織は存在しています。成長は会社として達成したいものを皆で進めた結果、発生するものです。当社の場合、達成したいものは「ユーザーさまが屋根や外壁で困った時に、真摯にまじめに対応してくれる地元の工事店を見つけられることができる重要なネットワークが全国に存在していること」、そしてその裏にある「自分がやっていることで、ユーザー様の生活の質の向上にちょっとだけ役立つ」ことです。このような重要だけどまだこの社会で達成されていないことを一緒に達成していきたい人に来てもらえたらありがたいです

竹内:笑える。話が止まらないですね。熱過ぎる(笑いが止まらない様子)

白神:熱くてすみません。

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(最後は大笑いでした)


いかがでしたでしょうか?

これを見て、少しでも当社のリアルな感じを理解してもらえたら幸いです。

皆さまとお会いするのを楽しみにしております!

そして竹内さん、ありがとうございました!

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