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【diary 11】2023/08/03(木)

今日は週一の職場通勤日。僕はバイクでバイパスをのんびり帰途についていました。

突然、反対車線を一台の消防車が通り過ぎたかと思うと、その直後に何ともいえない鼻を衝く臭いがした後、道沿いに燃え尽きたトラックの残骸が現れました。数台の消防車とパトカーが立ち並ぶ中、黒焦げのフレームだけになってしまった大型トラックが静かに佇んでいる光景は、まったく予期してなかった衝撃的なものでした。

現場は反対車線側であったものの、こちらの車線にも大きな影響がありました。通常は閉じられている対向車線どうしを繋げるゲートが、おそらく消防車やパトカーの迅速な往来のため開け放たれていました。不正を防止するためでしょう、料金所はスタッフがいる1つのみを除き、ETC専用レーンを含め閉じられていました。結果、骨格だけのトラックを過ぎて直後、料金所まで約3キロもの渋滞ができていました。

いつもより倍以上の時間をかけての帰宅となりました。夏の日差しとそれを反射するブルーのガソリンタンク、そしてその下で元気に稼働するエンジンの熱のおかげでまさに汗だくでした。苦行の後は癒しを。こういうときに入る水風呂はこの世の天国といえましょう。

水につかって鼻歌交じりでローカルニュースをチェックすると、なんと先ほどの事故の既に上がっていました。ドライバーの証言では、突然フロントが燃え出したということでした。そんなことが起こりうるのか、僕のバイクももう25歳、大丈夫だろうか、不安になりながらも読み進めると、ドライバーは冷静にもトラックを路肩に寄せて無事脱出したとのことです。よかった。

しかしたった数時間前の出来事が、すでにこれほど詳細に報道されているとは、すごい世の中になったものです。そんなことを思いながら、冷房の効いた部屋で缶ビールを開けました。苦行の後には癒しを。

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