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【essay 3】未知の世界、コーヒーに浸る

ハッタリストです。今日は、コーヒーについて話します。

僕はコーヒーが好きです。しかし、それがどんなに素晴らしい飲み物であるかについて人々が詳細に語るのを聞くことは、正直言って少し苦手です。彼らは、その甘さ、酸味、苦味、全体のバランスなどを評価します。僕がコーヒーを飲むとき、そんな風に味わうことはありません。だから僕は「愛すべき素人」とでも名乗ろうかと思います。

いつものように、僕の部屋にいるとき、机の上にはいつもコーヒーカップがあります。いつもはインスタントコーヒーを飲んでいます。僕は人からコーヒーを飲む理由を聞かれたとき、香りが好きだから、と答えています。ただそれだけです。

もちろん、美味しいコーヒーを飲むことができればそれに越したことはありません。あるとき、友人に誘われて高級なコーヒーショップに行きました。数々の呪文のようなメニューが記されたボードを見上げながら、これもまた呪文のようなカスタマイズを追加していく一つ前のお客と、それをすらすら復唱するスタッフとのやりとりを聞きながら、何を注文すればいいのか全くわかりませんでした。結局僕は「アイスコーヒー」を注文しました。

バリスタが僕のためにコーヒーを注いでくれました。それを見ていると、彼女の手元の動き、氷を計量するためのスケール、水温を調節するケトル、全てが絶妙なバランスで動いているように見えました。それはまるで音楽のようでした。そして僕は、コーヒーについて知らないことが多すぎることに気づきました。

それでも、高級なコーヒーショップに通うつもりはありません。もちろん、それは素晴らしい経験でしたが、僕がコーヒーを飲む理由は、それが美味しいからではなく、ただ香りが好きだからです。

それは哲学のようなものだと思います。全てを理解することはできません。しかし、その未知の部分が僕たちを魅了し、何か新しいことを学びたいと思わせるのです。コーヒーも哲学と同様に、全てを理解することは僕にはできませんが、その香りと一緒に、未知の世界に浸ることができます。

さて、これでコーヒーの話は終わりにしましょう。自分が知らないことについて語るのは難しいです。でも、机の上の一杯はいつも僕に学びたいと思う力をくれます。だから僕はコーヒーが好きです。

では、また次回。

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