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入管内医療は根治治療を行わないのか?という質問を完全否定できない法務大臣

先ほどの議事録など読んでいたら、結構驚きの質疑応答があったので、ご紹介します。
2022年4月22日衆議院法務委員会での、山田勝彦議員(立憲民主党)とのやり取り(テキストベースの議事録では201以下)。

○山田(勝)委員
 古川大臣、念のために確認させてください。入管センターは根治治療を行わないということでよろしいでしょうか。
○古川国務大臣 これまでにも何度となく御答弁を申し上げましたが、入管関係法令には被収容者に対して根治治療を行わないとの規定は存在しておりません。
○山田(勝)委員 であれば、大臣がこのようにいつも発言していただくんですけれども、入管センターと雇用契約にある医師であることが前回の委員会でもはっきりしました。この入管の医師が、本センターは根治治療を行わないんだ、つまり、このネパール人男性には手術はしないという趣旨のことを紹介状の中で記載されている。これがどうしても矛盾があるということを前回も指摘させてもらったんですが、どちらが、大臣の方針が正しいのであれば、この医師が誤った方針を示したということでよろしいんでしょうか。

○古川国務大臣 何度も申し上げますように、入管関係法令には被収容者に対して根治治療を行わないとの規定は存在しておりません。(以下略)。


山田議員は、「根治治療は行わないのか」という質問をしているのに、古川大臣は「規定がない。」と繰り返し答えるだけで、「そんな事は無い!ちゃんと根治治療もしています!」とは答えていないのですよね。

これ、やっていないことを認めているのだと思って驚きました。

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