司法審査を受ける機会を剥奪したチャーター便送還と京都コングレス、SDGsゴール16

2021年2月1日付記事で、司法審査の機会を奪ったチャーター便送還を違法と判断した名古屋高裁判決をご紹介しました。


同種の裁判は、現在も東京高裁で係属中で、私も代理人なのですが、最近、法務大臣が、京都で行われている第14回国連犯罪防止刑事司法会議(京都コングレス)に関連して、法の支配を重視するとか言っているので、Webで色々見ていたところ、以下の記載を発見しました。

京都コングレス 法務省HP

法務省の京都コングレス紹介ページでは以下のとおり書かれていました。

”SDGsゴール16「平和と公正をすべての人に」は,平和で包括的社会を実現するため,法の支配を促進することなどが明記され,法務省の所掌事務に密接に関連しています。"


SDGsゴール16

そこで、SDGsゴール16を見てみたらこんなことがかかれていました。

16.3 国家および国際的なレベルでの法の支配を促進し、すべての人々に司法への平等なアクセスを提供する。


何だ、司法への平等なアクセスが大事だということは、法務省もわかっているんじゃないか。

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