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旅08-初の日本人宿 アンダンテ・ホステル

ハンガリーです。朝7時からの移動で、スロバキア東の中心地コシチェから5時間。途中でスピシュ城の傍を通る。城は背後から強烈な光を浴びて、丘毎真っ黒なシルエットになっていた。
16時にブダペストに入った。今日はただの移動日、と思っていた。でも僕を待っていたのは、日本人宿アンダンテ・ホステル。暖かく居心地の良い旅人が集う日本人向け安宿だ。

(写真は最後に載せました。チェコのプラハよりも深みがあり美しい街だと思っているのですが、このホステルの方が僕にとっては書きたいことなのです。)

1か月経過にしてこの旅初めての日本人宿。ハンガリー。東欧。それなりの物価。しかし、ここは沈没候補地だ。何もかもがあると思う。情報、漫画、DVD、インターネット。設備もそうだが、居心地がいい。経営者の方々、宿泊客。

到着初日、高橋さんにアフリカ縦断の写真を見せてもらった。行きたくなった。南ア、ナミビア、タンザニア。なんとかなるらしい。フクさんが作ってくれた唐揚げがおいしい。米もある。みんなで食べた昼食の貧乏ラーメン。具はキャベツとハム。残りの汁にご飯を入れてきれいに食べつくす。みんなで囲む食卓。これは“貧乏”ではない。昼は歩き、夕暮れ。ライトアップされたブダペストは中欧最高級だろう。余ったからと短期旅行の女の子が持ってきたフォアグラ。でかい。皆で写真。フクさんが刻んだオニオンと一緒にソテー。美味でございまする~。あまりにも柔らかくて濃厚。すぐなくなった。みんなで『ハウルの動く城』を見た。結局解けなかったソフィーにかけられた魔法、おばあちゃんにならないためには卑屈にならず前向きに楽しくことだ。前向きになったソフィーには魔法を解く必要はないんだなと1人納得。翌日、ジョジョ読みながら、15時になる。読み出したら止まらない…かな。レンタサイクルで町中を走る。橋を渡り、島を走る。ブダ地区坂道を登って汗をかいた後は、ルダシュ温泉で42℃の温泉。ハンガリーの温泉では真ん中にいると恋人募集中の合図になるから端っこにいる。あ、そろそろ帰らなきゃ。今日はフクさんがシチューを作ってくれるんだった。
こうやってバックパッカーは沈没していくのだ。

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