見出し画像

旅04-プルゼニュ! ピルゼン!! ピルスナー!!!(椎名誠風)

チェスキークルムロフからプラハへ行こうとしたら、バスは満席。途中のチェスケ・ブラディェヨビッツェまではOKもらって乗って、今日は日曜日でバスが少ないことに気づき、すぐそばの鉄道駅へ移動。そしたらプルゼニュ行きが出るところだった。これは神の思し召しか?ということで行先変更。12:02発の電車に乗り込んだ。プラハの話はまだまだ始まらないのだ。でも、ビールの話なのだ。(ということで、ちょっと椎名誠風に書いてみます。)

プルゼニュ。
ドイツ名ピルゼン。ここで生まれた黄金色のビールがピルスナーだ。つまりここは、“ピルスナーの故郷”なのである。ドイツ語名ピルスナー・ウルクェルがその代表的ブランドなのである。(ちなみに、電車に乗り換えたブラディェヨビッツェはあのバドワイザーを作った職人の出身地だ。) 世界的に有名な街にも関わらず、日本人観光客は一人も見ない。クルムロフとは段違い。多くのパッカーにはこちらをお勧めします。『歩き方』に安宿載ってないけど、330コルナ(2008年)でいいとこあります。

街自体、いい大きさで綺麗。スポーツバーの店員もビジンさん且つパワフルなのだが、いい感じのフニャ顔で基本はクールなのに笑うと愛らしい。むむむ、やるじゃないか。現実社会じゃないか。ぬぬぬぬぬ。(これは完全局所的個人指向プラス思考ニヤニヤメロメロ的見解か・・・)

何より、ビールがうまい。うまいったらうまい。且つ安い(130円/杯)。黄金色のピルスナーはすっきり爽やか。僕みたいである。安いし。ビールを注いでいるのはだいたい若い兄ちゃんで、動きがクール。ダダっと注ぎ、上の泡をビール泡切用ナイフでフ~ワワッと切り落とす。完璧な7:3の黄金比、きめ細やかな泡が光り、僕のところへやってくる。グググッ、グググッ、ジョッキには一口毎の泡の跡が残っているのだ。

今日はビール博物館へ。博物館嫌いの僕が十分に楽しめるレベル。もちろんその後には、当たり前に無料ビール一杯が約束されている。その後はビール工場へ。ボヘミアとモラビアの大地で育った麦を味わい、ホップをなめて、プルゼニュにあるチェコ一の尖塔の高さの絶対値を超える地下100mより下にある潤沢な地下水を使って作られたビールの芳香が舞う地下室で、昔ながらの製法で造ったビールを頂く。いやいやなかなか。これまたまたまた。・・・・ ゴクッ。

簡単に食事を済ませ、ホテルで一休みしてこれを書いている(今回の記事はほぼ2008年に書いたもののコピペです)。さて、今日も宿の兄ちゃんお勧めのパブへ行くことにする。その名も『 THE PUB 』。ここで出されるビールの泡はもはや泡でなくクリームでありました。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?