2023オープン社内研修会にて

割引あり

オープン研修会ならびに当記事について

【ご案内】研修会について

2023年11月にウエスタ川越にて社内研修をオープン化して開催しました。当初の予想を超えて埼玉県のみならず、長野県、神奈川県、東京都、愛知県からご参加いただき大変感謝しております。ご参加いただいた方にはこの記事の完全版をお送りしますのでご購入のないようにご注意ください。

【ご案内】著者について

鍼灸専業で開業して20年以上経過しました。経絡治療ベースで平均15名/日を診ている状況です。年間のべ5000人くらいを過去10年くらい継続しており、予約枠上限の頭打ち状態で現在に至ります。

【ご注意】ご購入の前に

このnoteは有料部分を含んでいます。こちらとしても貴重な情報でありますので、不要だと思う方はできる限り購入を控えてください。そのためこちらとしても判断いただけるだめ無料部分を提供しております。

もともと当鍼灸院での社内研修会の内容を公開するものです。ご自身の考えと意見が違う部分があると思いますが、その視点も大切なご自身の財産としてお考えください。


現況と振り返り

現況と振り返り

ここ5年は世界的にみるコロナ禍にあい当院も無傷ではいられませんでした。しかしながら、最大2割減程度の影響で乗り切ることができました。

10年来の売上あたまうちは経営課題でしたが、拡大路線を模索しつつ想いをYou Tubeを開始しました。当時とは考え方が修正されましたが、移転拡大路線を今回公表することとなります。

2019年 You Tube開始「鍼灸アンサー計画」
2021年 教科書づくり開始  コロナ禍最盛期
2022年 4月@4200円 木曜日を完全休診 年間100万円ほどの売上減
2023年 レジ導入 コロナ禍からの立ち直り

教科書化

コンサル界隈で一時脚光を浴びた島田紳助さんのM-1に勝つ方法を論じる点(DVD・動画により)自分の目指すべきジャンルの教科書化の必要性を痛感。マニュアルとは違い想いを追記して独自の教科書を目指します。(それが他院との差別化・自院の強みとなります)


治療分野と経営分野に大別されますが、現場で必要なのは治療や対応の教科書化が急務であり、徐々に組織化や採用、宣伝(マーケティング)なども教科書化して自院で共有するようになります。今回のオープン社内研修会では、教科書の有用性と今後の発展性を考えて資料として一部お渡ししました。

今後のアップデートを想定していますが、既刊は以下のものです。
『五行蔵象論』(東洋医学講座2巻、3巻の集約)7巻病因,8巻臨床心理を追記予定。
『レッドフラッグサイン』(『診断力を鍛える症候足し算』『よくある気になるその症状』『本当に使える症候学の話をしよう』の集約)
『標治法』(病症については池田太喜男先生講話集が主)、標治法lightは当日配布した資料となります。

現在は『小児鍼』と『本治法』、『鍼灸院概論(noteにて有償で公開しています(https://note.com/koichi89/n/n46e17aef7c90)が今回お話しした点と一部重複しています)』を執筆中。

「経絡経穴」は経絡治療学会に準拠して使用しています。今後、経絡や経穴については必要があれば注記をサブテキストか、図表を含めてテキスト化の予定です。ただここの部分だけで膨大なエネルギーが必要なので、現状の優先順位は低いです。

ここ数年の経営の印象

一番きついのは、消費税・社会保障費の高騰。なぜなら上がることはあっても下がることが予想されないから。開業当初は5%。課税事業者に認定されてから法人化など駆使し顧客単価を抑えてきましたが、開業当初の方が売上、利益と労働力、拘束時間などで余裕があった印象があります。今ではテナント代・宣伝広告費の低減化でどうにか似たような水準を保っている状況です。

開業当初3500円→4000円→現在4200円 (物価高騰や消費税増税を考えれば実質3500円相当と考えるのが妥当)本来であれば3年ごとに200円ずつあげるペースが理想。と試算します。ただ末永くお付き合いいただく(未病も含め対応する)ことを念頭に、あまり高い価格にしたくないという想いもあります。(このあたりのバランスは治療家と経営者の発想で二律背反します)

対策として

おそらく10年来似たような課題があるわけですが、現状は広告費の抑制と家賃のテナント内製化によるコスト削減でどうにかバランスを取ってきました。今後は、現状を継続することも可能なのですが業界内や後進の育成を考え、多少の拡大路線を検討し今後7年という期間を想定して移転拡大を前提に挑戦していきます。

今回のオープン社内研修会は今後の事業計画の宣言のような記念となりました。ご参加いただいた方に大変感謝しております。

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