多様なPTA会長達との出会い

PTA会長になってから理解したのだが、PTAは学校毎に閉じて活動しているだけではない。地域やブロック毎に協議会がありPTA会長が集まり様々な活動をしている。

私が、主に関わった範囲は下記の通り。
単P(たんぴー):単位PTAの略。学校毎のPTAを指す。 
区P(くぴー) :区のPTA協議会。
        ※政令指定市だった為、区毎に協議会があった。
市P(しぴー) :市のPTA協議会。

そもそも、PTAは公益社団法人日本PTA全国協議会(日P:にっぴー)を頂点としたピラミッド組織になっており、日Pの会員が県P、県Pの会員が市P、市Pの会員が単Pとなっている(と私は理解している)。各レイヤーで協議会が組織され、会員同士が繋がり、行政とも接点を持ちながら子どもたちの健全育成や安心・安全のために活動している。
私自身は、市Pの副会長(輪番でまわってきた…)をしていた時に、市長や区長や教育長といった行政や教育の責任者の方々とほんの少しではあるものの交流・対話をすることができ、これはとても貴重な経験であった。普通は会いたくても会えないので…。また、他地域のPTAイベントへの参加等もとても勉強になった。長崎、新潟、群馬あたりでは、楽しい&美味しい思い出も。
ただ、PTA活動の中で得た一番の財産といえば、間違いなく区Pや市Pの協議会で出会った他校のPTA会長との交流である。なんてな…。飲んで騒いでの時間が圧倒的に多かったかもしれないが、会社員人生だけでは絶対に出会えないような多種多様な方々と出会い、本当に貴重な時間を過ごす事ができた。職業は様々、価値観も色々、勉強になることも、時に(私には)理解に苦しむ言動などもあったが、子どもたちのために何かしてあげたい!という思いだけは全員共通で、本当に熱い(暑苦しい?)PTA会長が多く、この多様なPTA会長達との出会いが、私にはかけがえのないものとなった。なんてな…。また、その中で自分の新たな一面というか、気が付いていなかった自分を発見するといった経験をしたのも大きかった。前稿で少々触れたが、まさかのダンスは、その極みかもしれない。絶対に無理!、ヤダ!、アホか!と思っていたが、やってみたらそうでもなく、数年後にはステージのセンターで恋ダンスを踊っていた。そもそもダンスってどういうこと?と思われるのが普通の方なので、説明したいところではあるが、謎は残したままとする。楽しみにしていた方々は、残念でした。前稿の繰り返しにはなるが、「PTA会長は人前で踊らなければならない!」訳は当然なく、私のいる地域のPTA会長達が異常、いや個性的だっただけである。なお、私はもう踊ってはいない。
こういった熱量の高い子育て世代の皆さんとの交流を通して、私自身は、「子育ては、自分の子どもを育てるということだけでなく、同じ学校に通う子どもたち、この地域に住む子どもたちを、この地域に住む1人の大人として、見守る・育てるということ」だと思い始めた。ネグレクトや虐待といった報道も増えているが、(基本的に報道をあまり信じていない自分は)自分の目でこの地域で何が起きているのかを少々調査した結果、それらが本当に身近な問題であるという事にも気が付かされ、ますますその思い(地域で子どもを育てる、社会で子どもを育てる)は強まっている。
第2の人生として準備を始めようとしているので、PTA会長仲間の皆さんは、巻き込まれないようにご注意いただきたい。巻き込むけど。

一旦、ここまで。
次回は、地域の中の1団体としてのPTAについて触れたい。
あ、もしかしたら、PTA加入非加入問題とかに変更するかも。
ご容赦くださいませませ。

やっぱり上手くまとまらないな~。。。