彼の友達の恋バナは、彼の二股相手との出来事だったという話。

「友達の彼女でこんな子がいてさ。…どう思う?」
と女子としての意見を求められた。

そう。タイトルの通りで、

彼の友達が彼女とこんなことあって、こんなこと悩んでて、女の子ってそうなの?
って女子の意見を求められて答えてた。
でも結果的に、彼の二股相手との関係をわたしに相談してきてたという話。

せめてわたしに相談するなよと。
二股って普通隠してするだろと。

すぐに気づかなかったわたしも悪いんだけど、
アリバイ工作されたので、今回はアリバイ工作をされた時の話をします。


相談された最初のころは「友達の彼女でさこんな子がいてさ…」と話をされても全然疑ってなかったけど、
彼と彼の友達に共通点が多すぎて、
冗談半分に「それカレシ君のことじゃないの?(笑)」と言ってみたが、
同じような友達多いからさ
と、類は友を呼ぶ論で論破された。

だんだんだんだん笑えないくらい状況が似てて「それカレシ君のこと?」と思う場面が多くなっていった。

そんなある日、
いつも2人で時間を過ごすお気に入りのカフェがあり、いつものように2人でおしゃべりしたり、ちょっと調べ物したりして時間を過ごしてた。

「今日〇時ごろその友達から相談の電話くるかもしれない」と言われ、
「あ、実在するんだね」と純粋に思った。

今思えば、男友達同士が電話で恋愛相談しますか?
今思えば、時間決めて電話するねと仲のいい同性の友達と事前に約束しますか?
今思えば、友達から電話くるって彼女に予告しておきますか?
今思えば、すべてが不自然。

「♪♪♪〜携帯の着信音(ぽいもの)」
「あ、電話きた。…もしもし?」

その時画面に名前が表示されていたかは覚えてない。
わたしは、話長くなるなと思い、早速トイレに行った。

戻ると…
電話は終わってた。

「あれ?もう終わったの?」
「うん、今日はもう終わった。」
その時はあまり疑ってなかったので、その時の電話が早く終わった理由は覚えてない。

あの着信音はなんだったんだろう?
きっとアラームか何か設定してたのか、
友達にアリバイ工作してもらってたのかな?
そうだとした、さすが類は友を呼ぶだ。

「この話はオレの話じゃない。他の男の話だ。」と自分以外の実在する人物の存在を証明するための演出をされたのだ。

もっと彼を疑ってたら、嘘の相談電話も耳をすまして聞いていただろう。
でもその時は、ちょっとは疑いつつもあまり疑っていなかった。
油断というか、彼はわたしのことを好きでいてくれてると思ってたから。

ちゃんと愛情表現してくれてたし、ほぼ毎日連絡取ってたし、毎週のようにデートしてた。

どこに浮気する時間があったのかな。
ある意味とっても器用でマメな人だったんだろうな。

まぁ、今思えばアレもアリバイ工作だったんだろうなと思うだけで確証はない。
本当に類は友を呼ぶと言わんばかりの同質で同じような境遇の友達からの恋バナだったのかもしれない。
うん、その可能性は1%くらいだけど。

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