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【8】「良い人」どまりで終わるひと。

妻が「夜CAFEにいくわ」と言って「コメダ珈琲」に行ったのを見て、不意に年齢を感じた小井です。
(絶対言えないけどね!)

今朝は、「良い人」どまりで終わるひと。というテーマでお話したいと思います。

商談ではまず大前提として「嫌われたらおしまい」という事実があります。

自社商品の事ばかり話す、といった「そもそも嫌われにいっている」方はスタートラインに立っていないとして。

今回の記事は「相手のことを知ることって大切だよね」という基礎をおさえておられる企業向け日記です。



・良い人どまり


基礎的なヒアリングができる営業マンが陥りがちなワナ。
それが「良い人どまり」です。


商談における「良い人どまり」とは何でしょうか。

思春期の恋愛を思い出して考えてみましょう。

良い人止まりで終わる人
「誰にでも優しい」「いい」人

ではなかったでしょうか。

すこし商談に置き換えて考えてみましょう。



・「丁寧なヒアリング」だけでいいの?


相手の今置かれている状況を、丁寧にヒアリングすることが、
営業・商談だと思っていないでしょうか。

単なる「丁寧なヒアリング」は、「商談」ではありません。
厳密に言うと、商談の役割の、ほんの一部です。

相手の状況を深く知るための質問は、「状況質問」といいます。

こういった質問は、競合の営業チームがヒアリング項目をパクって、
社内にルール付けしたら一発で代替可能です。


・「ズバッ!」と刺せてます?


商談をクロージングに繋げるために大切なことは、「急所を突く」ことです。

「急所」って、一体何でしょうか?


辞書で調べると、

急所(きゅうしょ)とは、「人が、攻撃されると生命の危険性がある箇所」。

と説明されています。

商談に置き換えると
「企業が攻撃されると生命の危険性がある箇所」とも言えます。

なぜ急所を話題にして会話することが難しいのか。

「急所は隠される」からです。

「急所」は経営者自身も「あまり触れたくない箇所」です。
多くの場合、「見て見ぬふり」したり、「後回し」にしている課題です。

ここを炙り出し、嫌われないように、オブラードに包んで質問すること。

まるで相手が「自分が気づいた!」かのように喋っていただくように、丁寧に仕向けること。

これが商談における「質問」の役割です。

そしてこれは多くの経営者が気付いていませんが、「言語化し」「定着可能」なスキルです。


こういった商談における「質問」の重要性は

大型商談を成約に導く「SPIN」営業術

という書籍に詳しく言語化されていますので、興味のある方は一度読んでみてください。

私はこの難解なテーマを、この時代の営業活動に落とし込んでいるのですが、

【質問には4種類あります】
【御社のヒアリングは前半の2つしかできていませんよ】

という部分はおさえていただいた方が良いと考えています。


商談力応用研修スライドより抜粋(P35)



営業を担当している皆さまは、今日、明日に控えている商談相手の「急所」を、
少し想像して、会話の中でそこに触れてみてください。

きっと新しい気付きがあるはずです。

▼小井の商談日記が1冊のマニュアルになりました
法人営業商談力マニュアル

現場からは以上です(^^)

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