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捨て猫コフィとの出会い ♯1


真夏日、道路脇で泣いていた小さな猫を見つけました。
お母さんとはぐれたの?お母さんが警戒すると思い暫く様子を伺っていたけど、一向に現れる様子がありません。
トラックやバイクがひっきりなしに通る場所なので、怯えて固まっている様子でした。このままにしておくべきか‥。
逃げる様子もなくとても綺麗な子猫は警戒することこともなく車に乗せて、そのまま自宅に連れて帰りました。
水を用意し、ご飯は無かったので(今考えるといけないことだったのですが)魚の缶詰くらいしかなくそれを与えてみると、にゃにゃにゃと興奮したように食べていました。
その日は予定を変更してドラックストアに向かい子猫用の餌やミルク、猫砂と、子猫と書かれているものを手あたり次第に買って自宅に帰りました。
どこにも行かないように箱に入れて出かけていたので、帰ったら暑かったはずなのに水は減っておらず、すぐにミルクに切り替えて飲ませると、口周りがベチャベチャになるほど必死に飲み、満足したのかスヤスヤと眠ってしまいました。
動物病院に電話をし、子猫を拾ったことを伝え診察して欲しい旨を伝えて連れて行きました。
無知な私は猫の生後1ヶ月半のオスのキジトラということを先生から聞き、人馴れしているから飼えなくなった人が捨てたのだろうということでした。
それならあんな危険な場所に捨てなくてもいいのにと思いましたが、見つけられたことを運命だと思い飼うことにしました。
その子猫にコフィと名付けました。
それからコフィ、コフィと呼び続けました。トイレはすぐ覚えご飯も沢山食べてくれてミルクも沢山飲みました。
一週間くらいは大人しかったコフィも、それから凄くヤンチャで、私の手をオモチャ代わりによく噛むようになりました。今思うと蹴りぐるみという物が必要だったのですね。要らなくなったタオルハンカチで手作りの蹴りぐるみを作り遊ばせました。
猫にはケージというものが必要ということで購入し、後はキャットタワー、増設用トイレ、爪切り、オモチャ、色々散財しました。裕福でもないのにコフィを喜ばせる為に色々買っていました。
ご飯もカリカリに切り替える時期が来ても食べないでいたのでウェット。おやつは子猫用のチュール。遊んだ後に与えるととても喜んで目を瞑って幸せそうに舐めるので可愛い。

コフィと呼ぶと顔を向けてくれるようになりました。
コフィ凄いね、コフィ可愛いねと何度も呼ぶので覚えてくれたんですね。

キジトラはとても運動をするのが好きみたいで、日に三回は遊んであげるようにしました。羽のついたオモチャがお気に入りのようです。

でも現実問題、お金が続かなくてミルクを水で薄めて飲ませたり、カリカリをふやかして与えてみたりと色々とトライするのですが、薄めたミルクはまだ飲んでくれてもふやかしたカリカリは食べません。
私の食育がいけなかったのか‥。
それからは私とコフィの知恵比べの日々が始まります。
おやつもチュールから肉の特売日に買ったササミを茹でた物を好んで食べてくれるようになったので助かりました。
でも総合栄養食という物が必要らしいのですが、カリカリご飯にササミを混ぜてもササミだけ食べる始末で、結局はウェットに戻す、ということになりました。
時々チュールまだ?って顔をしますけど。

初めての投稿なのにこんなに長くなってしまいました。これまで読んでくださった方有難うございます。
また書きます。

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