2018年7月のまとめ■25日で70曲ほど仕上げた■舞台音楽の課題■ボイスチェンジャーがアツい
■収入合計 33.8万円 6ヵ月平均25.4万円
・依頼16.8万円(作曲、編曲、ミックス等)
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・ブログ、文章収入 4.5万円
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・ストック音源収入 万円(オーディオストック、ニコニ・コモンズ等) 12.5万円
やったこと
・舞台の作曲 43曲 作曲
・ミュージカル編曲 20曲仕上げ
・ゲーム 5曲 作曲
舞台2つが終わった!優勝した!
前からのものもありますが、25日間で70曲近く仕上げました。
1日5曲くらいは作業をしないと間に合わなくてやばかったですね。
毎日が夏休み最終日の宿題をやっている気分でした。
高負荷での環境に晒され、頭で考える前に手を動かす技術を身につけました。
VRをする宣言をした直後に死ぬほど音楽の作業がくるという。これがフリーランスなんだよなあ…。
岡山マツダCM
岡山マツダさんのCMも公開されました。Webページで公開されてます。
freeeのプロモーションに登場
ツイッターのプロモーションで僕の記事が流れてます。恥ずかしい!
これ。
舞台について
2つの舞台の事について、ちょっと詳しく書いてみます。
ミュージカル「忍」はこども中心のミュージカル。
4月くらいから少しづつ曲をもらって編曲をしていきました。
サウンドとしてはロックがテーマだったので、チャック・ベリーのような古いものから新しいギターサウンドまで必要で、Variaxが大活躍しました。
ほとんどの曲にギターが入っていたので、もう一つの舞台と合わせてずっとギターを弾いてましたね。
舞台「野球」は7月に入ってから台本、仮曲、稽古の映像を随時いただいて、仮曲の意図を読み取って作曲し、僕の曲に置き換えていき、
一通り作ったら自分の曲が当てられている稽古を見て、盛り上がりや尺を調節して最終ファイルにする、という流れでした。
今回は時間が極限にない中で、仮曲以上のものを作れたな、という瞬間が多くありました。
仮曲は有名でお金がかかっているようなものもあり、それを「超える」というのは、サウンドそのものというよりも、より場面にフィットしたものを作れたかどうか、ということです。
僕のやり方としては、仮曲を流しながら台本をきちんと演技をしながら読んで、その時にどんなテンポ感なのか、どんな気持ちになって演技をするのか、どういう演出の意図があるのか、というのを体に覚えさせて、自分で作るときにその感覚が再現されるように作っていきます。
そうすると、仮曲をただマネするだけではないもの、それを越えるものを作れる可能性が出てくる。ちなみに、43曲作ってリテイクは2曲だけでした。
まあ、本番が近くなってくるとあまり冒険しないで、仮曲に寄せて安全めに作ったんですが…
課題
課題も色々あって、まず、汎用的な曲を作るのが苦手だということ。そのシーンにフォーカスしすぎた曲を作ってしまう。
色々なシーンに合うような汎用性のある曲を作れれば、もっと曲数が少なく済んだかもしれません。
複数の場面で使えるような曲にしようとすると、どうしても色彩が薄くなる。
かといってあまりシーンに合わせすぎると嫌らしくなってしまうので、演技や演出の距離感というのがもっと掴めればなという感じです。
今回は主題歌、挿入歌があって、その旋律をライトモティーフとして色々な曲に入れたのですが、もっと意図や場面のコンテキストにハメれたんじゃないかな、または、別のライトモティーフを用意する、という手もあったんじゃないのかな。というのもあります。
舞台自体がハイコンテクストだったので、音楽でストーリーをわかりやすく補完するのか、よりハイコンテクストに、アート方面に行くのか、というのも少し悩みました。たぶん前者よりになっているはず。
あと、ミュージカルもですが、舞台はダイナミクスが難しいですね。生っぽさを出すためにほとんどコンプレッサーを使わないんですが、ドラムは音色的にコンプレッサーをかけたほうが締まる場面があるので、そのかけ具合がまだよくわかっていません。
生活
12時付近に寝て8時に起きるという生活をひたすらやっていました。そして、食事をきちんととって、お風呂に入ってアイドル部の配信を全部見る。それ以外は作曲です。
徹夜は絶対しない。それだと結局、翌日は昼間に寝て1日を潰すことになるので。あと、眠いと何も思い浮かばない。
機材とか
仕事で使った機材はなかなか言いづらいんですよね。
他の人に予算感を悟られるとあまりよくないらしいので。収入とか書いちゃってるけど…
まあ、今年使ったものに確実に入ってくるので、年末に書きます。
収入も、なるべくこっそりnoteに書いていきますのでよろしくお願いいたします。自分ではTwtterでのシェアもしません。このnoteは少数の人間に読んでもらえればいいです。
舞台音楽については、もうちょっとノウハウが確定したらまとめてブログにしたいです。おそらく売らずにオープンにする。
なぜなら、舞台の作曲家は人手不足なので。たぶん、ノウハウが出回ってない&面白さが伝わってないからなんですよね。そこらへんは伝えていきたい。
ボイスチェンジャーがアツい
男性が女性のビジュアルのVtuberになる「バーチャル美少女受肉(バ肉美)」というものの流行により、ボイスチェンジャーが大流行しています。
ボイスチェンジャーは元の声や話し方でかかり具合が違うので、素質も問われます。
技術的方面から詰めるアプローチも試されている。
音楽機材としてのボイスチェンジャーはエフェクト的な用途を想定したものがほとんどで、性別を変えることに特化したものはほぼないといっていいんですよね。
というのもあり、どれを使っても品質は最高とは言いづらい。
ハードで、レイテンシーが少ないものが出ると、事故もなくなり、よさそうです。
LINE6 Variaxはピエゾピックアップで振動を拾って他のギターの音に加工するんですが、その技術を使えば喉にピックアップ直貼りでいけそうな気もします。
それができれば吹かれなどのマイク由来のノイズもなく、ほんとうに声そのものにできる。
という妄想。
おわりに
夏休みだ!
とにかくやりたいことを片っ端からやる。
おまけ
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