見出し画像

仕事が来ないフリーランスがWeb上でやってないこと10選!

フリーランスの作曲家、こおろぎです。

今回は、フリーランスが営業をせずに仕事が来るコツについて。

コツというか、意外と基本的なことをやってない人が多いのでは、ということで、今回はやっておくべき基本的なことについて書いていこうと思います。

まず、自分から声をかけず、営業をせずに仕事がくるにはどうしたらいいかというと、

その逆をする必要があるんですね。

声をかけるのとは逆、自分に声をかけてもらいやすい状態にする、ということ。

ものすごく能力がある人間なら、一つの作品でブチ抜けて、そのブチ抜けた作品で色々と声がかかると思うんですけど

僕らみたいな凡人は、いろんなことを細かく丁寧にチューニングして、やっと声をかけてもらえる状態にもっていけます。

そのやり方を今回お話ししていこうと思います 。

1.名前とアイコンをすぐ変えない

画像1

フリーランスは名前を覚えてもらうのが一番重要です。

名前さえ覚えてもらっておけば、

発注する人が、いざ誰かに仕事を頼みたいと思った時に頭の中に名前がでて来くる人の一人になれます。

どんなに能力あってもその時に名前が出てこなければ仕事につながりません。 

逆に、大した能力がなくても思い出してもらえさえすればチャンスはあります。

名前を覚えてもらう、ということがフリーランスにとって一番重要なことです。


名前を変える、アイコンを変えるということは、極端に言うと、知名度が0にリセットされるという事なので、最も注意をしなければいけないことです。


例えばコカ・コーラの名前とロゴってブランドが発生した時からほとんど変わってないですよね。

どんなに変えるお金があろうと名前とロゴを変えてない。

それくらい名前やロゴを大きく変えるというのは認知や売上が落ちることに関わってくるっていうこと。


さらに、名前を覚えてもらうために、徹底的にチューニングしたほうがいいです。

まずは表記を完全に固定。

ひらがなカタカナ漢字アルファベット。表記の揺れをなくしてどれかに完全に固定します。

英語圏から仕事をとるのではなければ、お客さんが日本人なら、なるべく日本語の方がいいと思ってます。

僕だけかもしれないですけど、英語表記で名前が書いてあると覚えられないんですよね

あと検索でも出てきにくい。

例えば口頭で他の人同士の会話で、自分の名前が出た時に、

あとでこの人検索してみようっていってひらがなで検索してみたら、アルファベットで書いてあると検索に引っかからずに出てこないかも、とか。

すごく小さなことなんですけど、そういう可能性を潰しておいた方がいいと思うんですよね。

Googleの検索でもTwitterのアカウント出てくるんですよね。

その対策のためにTwitterの名前をネタでも変えないようにしてます。

あとは基本なんですけど、検索しにくい一般名詞も避ける。

読みづらい名前もなるべく避ける。読みづらさって覚えにくさに繋がるので、なるべく避けたほうがいい。

あと、名義を統一した方がいい。

どうしても分けるときはメインとサブをはっきりさせる。

並列に表記してあるとどっちを覚えていいかわからない。覚える方に2倍のコストがかかっちゃうんですよね。

僕も別の名義を使っていて、Verde Studio(屋号でもある)というんですけど、こっちの名義はチームで制作する時にしか使っていません。多分ほとんどの人は知らないと思います。

僕は考えすぎかもしれないんですけど、名前を覚えにくい要素を徹底的に排除したほうがいいと思ってます。

2.自分のWebサイトを作る

画像2

最近 SNS や YouTube があるので、自分のウェブサイトを持ってないという方も増えてきたと思うんですが、

きちんと自分のことを説明するWebサイトを持っておいた方がいいです。

特に初めて仕事をする相手って、どんな人かわからないと怖くて仕事を任せられないです。クオリティがどうこうよりも安心が非常に大事。

だから「私はこんな人ですよ」というのをきちんと説明できるようなページが必要です。

さらに、長文のテキストで自分の業務内容を説明したり、声をかけてもらうための最後のひと押しをするページを作っておくと効果的です。

俗に「ランディングページ」と言われるものに近いもの。

僕は自分のドメインkohrogi.comをとって、WordPressでブログを作って、
その中にランディングページを作って問い合わせに誘導するようにしてます。

でも、いきなりクオリティの高い「ランディングページ」を作るのって大変だと思うので

今だったらこのnoteで無料でランディングページのようなものを作れるので、(「仕事依頼として表示」機能)

ランディングページがない人はnoteでサクッと一通り作っておくといいと思います。

内容の書き方が分からない方は「ランディングページ」で検索すると作り方が色々出てきます。

3.Webサイトに実績を書く

画像3

これ、意外に丁寧にやっている人は少ないんじゃないかなと思ってます。

仕事をした時にはサイトに実績をきちんと書きましょう。

そうすると、作品に自分のクレジットが載ってなくても、自分のページできちんと書いておけば、

「この作品で関わってる人は誰なんだろう」と思った方が検索した時に自分のページにたどり着いたりします。

僕の場合は作品がリリースされたり、情報が出たりしたら

毎回、全ての作品1つづつ記事を書きます。

さらに、この作品はこういう風に作りました、こういう経緯でお話を頂きました、と書くことで、頼んでくれそうな方に安心してもらう


4.常にSEOを意識する

画像4

SEO(対策)というのはざっくりいうと

検索エンジンやSNSで検索したときに自分の発信が表示されやすくすることです。

文章を書くときには

タイトルにきちんとキーワードを入れておく、タグをつけるとか、

SNSでは商品名を変な略し方をしないで正式名称で書くとか。主語をきちんと書くとか。

何かコンテンツを作ったり文字を書いたりして Web 上に置く時には常にSEO を意識しましょう。

常にSEOを意識しておくことでそれが何百何千積み重なってきた時に確実に効いてきます。


5.仕事を発注してくれる人が来る場所に作品を置く

画像5

音楽制作をお願いしてもらうためには

音楽を「聴く人」じゃなくて「使う人」が訪れる場所に置いておかないと、自分と発注主が一生出会いません。

僕の場合はどうしているかというと

映像やゲームを制作している方が利用する
「Audiostock」や「DOVA-SYNDROME」などに音楽を置いて、
音楽を使いたい人に自分の音楽を触れてもらう、ということをやってます。

この2つのサイトじゃなくても、自分でフリー BGMのサイトを自分で立ち上げたり、 YouTubeに投稿してフリー BGMを配布したり、という手もあると思います。

YouTubeで配布するときも、音楽を聴く人じゃなくて使う人に向けたキーワードを設定したりとか。

考えれば色々なやり方があると思います。


6.SNSで愚痴を言わない

画像6

世間に対して問いかけるような、問題提起をするような発信はいいと思うんですよ。

しかし、見た人が何のことだかわからない、何のアクションも起こせないような発信、
僕はポエムって言ってるんですけど、そういうただの「愚痴ポエム」はやめておいた方がいい。

「仕事でこの人と関わるとめんどくさそうだな」という印象になります。

見てて気分が悪くなるだけなので、フォローを外したり、ミュートにもされやすい。

そうすると日常的に見えなくなっちゃうので、記憶からも消されてしまうんですよね


でも、あまり気分が良くない出来事って日々あると思うんですよ。

例えば今日、相手のやりとりのマナーがすごく悪かったとか

そういう時は「SNSでマナーの悪い出来事があった」ってそのまま書くんじゃなくて

それを反転させて「やりとりでマナーをよくするコツ」

という風にブログ書くだけで、ただの愚痴から有益な情報になるんですよね。

そうしたら、やりとりの時はこういうマナーに気をつければいいんだ、みたいな。読んでくれた人はそれを見てアクションをすることができます 。

そこまでやるのは難しいかもしれないんですけど、 そういうふうに、内側に貯め込まないで発信に昇華させると気持ちが楽になるのでおすすめです。

7.仕事以外の好きなものをSNSで発信する

画像7

仕事で声をかけてくださる方っていうのは大体自分の業界以外の方です。

なので自分の仕事のことだけではなくて、それ以外の興味があることを発信しておくといい。

僕だったら音楽制作をしているので、音楽ではなくて他のことを発信するようにしています。

もちろん、これも検索した時に出るようにします。

僕自身、Vtuber がずっと好きって言っていたらVtuberの仕事が来ましたし 、VRが好きって言っていたらVRの仕事が来ました。それ以外にも色々来てます。

愚痴を言わないにも繋がるんですけど、

とある商品が気に入らないって言ってる人よりも好きって言ってる人の方に仕事をお願いしますよね。

なので単純に自分が嫌いなものを発信するよりも好きなものを発信した方が仕事が来やすいです。

8.他人のメールを晒さない

画像8

SNS でのダイレクトメールとか LINE とかチャットツールのクローズドなやり取りも含みます 。


たまにDMのスクリーンショットを貼ってるツイートが回ってきたりするんですけど

これって、だいぶ信頼性が落ちる行動なんですよね。

内容に関しても、片方の意見だけを聞いて、もう片方をすぐ断罪はできないし。

内容はともかく、クローズドな場所の情報をオープンな所に発信する人間と思われてしまう。

「こいつは秘密を守れないかもしれない人間かもしれない」と思われます。


「安い金額でお願いされましたー」系が結構回ってくるんですけど

そういうときは「この人は安い金額で大丈夫だろう」と思われちゃってる時なんですよね。

ブランディングが失敗している。なので、自分の見せ方を見直した方がいいです。

そして、金額が気になるならきちんと金額表を作った方がいいです。

僕も予算とか内容で金額は変わるんですけど、一応目安は書いてはあります。

あと、他のクリエイティブ業界の相場って全くわからなくないですか。

簡単なウェブページ一枚作ってもらう時にいくらなんだろうとか、ラフなイラストを書いてもらおうと思った時にいくらなんだろうとか。

自分が今まで頼んだことがない、作ったことがない、ジャンルってピンとこないですよね。

ピンとこないけど、とりあえずどうかなと思ってとりあえずメールはしてみたけどそれを晒されてしまった。そういう人もいるかもしれないですよね 。

そうして余計な恨みを買ってしまうという可能性もあります。 敵はなるべく作らない方がいいんですよ。もし粘着されてずっと攻撃される事になったら対処に時間を使われされるので。

なので内容が的外れすぎるメッセージは無視しましょう。返さなくてもいいと思うんですけど晒すのはだめです。


9.他人に有償でお願いする

画像9

自分自身でお金を出してクリエイティブな作業を誰かにお願いをする。ディレクションをして納品してもらう。

ということを体験しておくと発注をする側の気持ちがわかるようになります。

「お願いする人ってこんなことを見てるんだな」とか「この人にはお願いしたいな」とか「この人に頼むのは怖いな」とか。

そうすると自分の見せ方とか文章の書き方が発注をする方の気持ちを先回りして書きやすくなります。

なので機会があったらフリーランスの方に頼むということをやってみましょう。


10.Web上で触れられる作品をたくさん出す

画像10

もしかしたら一番基本なのかもしれないですけど、作品に触れられないと
どういうものを作る人間なのかが分からないですよね。

作品が多ければ、単純に露出も増えるので、名前を覚えてもらう可能性が高くなるし、SEOも強くなる。

あと、作品ってどこで急にハネるかも読めないので、たくさん出したほうが安定します。

もちろん得意分野があると思うんですけれども、得意分野の中でもある程度拡張して種類をたくさん作っておく。

たくさんいろんな切り口があると、そのぶん自分への入り口も増えるので。

僕の場合、音楽を作れない時間に文章を書いたり、ネタを思いついたらYoutubeを撮ったり、ということをしています。

あと、最近の作品が出てないと、この人あまり活動をしてないのかなとか、レスポンスが遅そうだな、という印象にもなります。

今回のまとめ

仕事が来ないフリーランスがWebでやってないこと

1.名前とアイコンをすぐ変えない
2. 自分のWebサイトを作る
3.Webサイトに実績を書く
4.常にSEOを意識する
5.仕事を発注してくれる人が来る場所に作品を置く
6.SNSで愚痴を言わない
7.仕事以外の好きなものを発信する
8.他人のメールを晒さない
9.他人に有償でお願いする
10.Web上に作品をたくさん出す

以上の10こになります。

今回仕事が来るための下地の作り方を書きましたが、これって自分のほうから声をかける時にも効いてきます。

声をかけた相手にすでに名前を知ってもらってるとか、相手が見た時にWebサイトやプロフィールでしっかりと情報が載ってるとか。

なので、自分から声をかけるのが好きな人もやっておいて損になることはないと思います。

ではまた。

動画


サポートするとこおろぎのおかずを1品増やすことができる!