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2020年2月まとめ■新型コロナウイルスの影響は?■AIシンガーの未来についての想像■技術力よりも雰囲気力■noteの流入がエグすぎる■新Youtubeチャンネル始動


■舞台「どろろ」が『WOWOW勝手に演劇大賞2.5次元ミュージカル部門』の作品賞

こおろぎが何曲か楽曲を制作した舞台「どろろ」が『WOWOW勝手に演劇大賞2.5次元ミュージカル部門』の作品賞になりました。

他の受賞者、受賞作品もとんでもない顔ぶれで震える。

演劇ファンの投票で決まったということですが、実際すべてがかみ合っていて、最高の作品になっていたと思います。

僕は歌モノとインストを数曲制作したんですが、歌モノの方は演出の西田さんに気に入っていただけたようで、舞台の挨拶などのBGMに使われたりと、一度の舞台で4回くらい流れていました。

音楽のほとんどは池頼広さんだったんですが、それが素晴らしくて、めちゃくちゃ勉強になってしまった。

■新型コロナウイルスの影響は?

新型コロナウイルス、かなり影響が出てますね。

僕が関わっているものもいくつか中止になりました。

とはいっても、ほとんど収入には影響していません。今のところ生活もいつも通り。

イベントの主催者ではないことや、人と接触する仕事がない、同居している家族がいないということもありますが、

・複数の収入源がある
・国内、海外やオフライン、オンラインなど、それぞれ違う場所、領域の仕事がある
・文章など、本業とはちょっと違う収入がある
・自分だけで進められる仕事がある

と、収入源が分散されていて、普段からかなりリスクヘッジできてるんじゃないかなと思います。1か所の仕事がなくなっても大丈夫。

ただ、これが長期に渡って全体的な不景気になるとこわいかな。

新型コロナウイルスの影響が長期に渡ることで、社会全体で、今までインターネットを活用してなかった層が大きく動きそうだな、という感じはします。

演奏家の方がライブ配信や動画、ブログをはじめたり、リスナーもこの機会に投げ銭をしたりネットチケットを買う人たちの総数が増えるとケガの功名になっていいなと思います。

実際、僕のところにもライブ配信のサイトや、やり方を知らないかという問い合わせが何件かきました。

あと、音楽界隈でわりと有名で、アンテナが高そうな方が数日前「ネットで投げ銭をしたことがない」と書いていて、この方レベルでやったことがないなら、まだまだ伸びしろがあるなあと思いました。

先は明るい。

■技術力よりも雰囲気力


日本のエンタメは人が中心になる。

”日本のエンターテイメント領域は(もしかすると東アジア圏)は個人の技能よりも人間関係や背景に興味を持つ傾向にある。スポーツ番組もその人個人のストーリーに寄り添い、どのような技能があるかより、苦しい時に誰が助けてくれてどんなドラマがあったかということに焦点が当てられる。”


AIシンガー、AIきりたんのうまさも話題になっていましたが、どんなにAIがうまくなっても、技術的に未熟でも、ドラマがあったり身近に感じる人間のほうが人気が出る。

よく言ってる「うまいアーティストのライブより自分の子供のお遊戯会のほうを優先する」理論。

日本の舞台、ドラマ、映画でも、まず主役の人が決まって、その人に似合う物語を探してくる、という作り方も多い。物語が先ではなく、人間が先。

日本ではそっちのほうがグッとくる人が多い。

というわけで、単純な技能も大事だけど、パーソナルを鍛えるべきだよなあと思うわけです。

■AIシンガーの未来についての想像

AIシンガーについても補足なんですけど、AIシンガーはニューラルネットワークを用いた歌声シンセサイザー。マイクロソフトのりんなとか、色々なところで研究が進んできているものです。

AIきりたんは一般の人が使えるようになった、ということで話題になっています。


ボーカロイドのような、音声をサンプリングしたものよりも人間っぽい歌い方になる。

で、この方式だと、本人の歌い方のクセまで再現されるんですよね。なので、ミクみたいに一強じゃなくて、例えば、ポップな歌い方、ジャズの歌い方とか、ヘタな歌い方とか、使用する場面で違うライブラリを選択すると効果的になるし、好みも分かれる。

今までの音声合成よりも使われ方に多様性が出てくる。

さらに、個人がライブラリを作成できる、というところまでいけば、歌い手は「自分の声と歌い方を売る」ことができる。

UTAUでも個人ライブラリを作成できたんだけれど、単純な声質だけで、多様性が確保できてなかったので、そこまでいかなかった。

そうなると、歌い手の仕事がなくなるどころか、ライブラリが勝手に稼いでくれるし、作曲家がそのライブラリを気に入って、その曲ばかりでオリジナル曲を作ったりすると、最終的に元の生身の歌い手とレコーディングやライブ活動することになったりするかもしれない。

マッチングや歌声の宣伝のためのツールとしても機能するわけです。
音声合成は、シンセサイザーのような扱いから分身のような扱いになる。やはり最終的には人間。


■新Youtubeチャンネル始動

新しく実写のYoutubeチャンネルを作りました。

Youtubeチャンネルは

・実写
・楽曲のみ
・Vtuber
・アニメ

に分けたいかなーと思ってます。

Vtuberのチャンネルは更新の予定はないんですが、実写のチャンネルでVRに行くときにVのアバターになったりはあるかもな、という感じです。

アニメはどう作っていこうか悩み中。3年後くらいに準備できる予定。予定ね。絵を動かしてたけど、クレイアニメとか、紙のアニメもよさそうなんだよなー。

目標は収益化ライン!!!!最初に集中して投稿して、収益化ラインさえ達成すれば、固定収入になるので、それからはゆるくやっていけばいいかなと。

200人まではすぐでしたが、ここから伸び悩みそうな気もしてます。あと、短い動画ばかりなので、総再生時間がネックかも。

「Youtubeはとりあえず30本出せ」というツイートを見たので、とりあえず30本ザクっと作って、どういうのが伸びそうなのかを見ていきたいと思います。

今は9本で、すでにVtuberのほうより投稿しているので、今後も続けられそうだな、という感触。VRよりリアルアバターの方が準備が楽だし、ネタもたくさんあるしね。

「いい音声にしたい」「いい画質にしたい」などを我慢して、余計なことをせずとにかく出すことを目標に。とっても結局ZoomのQ8は買っちゃったんだけど。

今のところベストな買い物だったと思います。
・広角(160°)なので狭い場所でも広く映る
・暗い場所でも大丈夫
・マイク端子を直接入力できるので、レコーディング用のマイクを挿せる
・同時に4チャンネル録音できる
など。

スマホのPixel3も動画が自動でDropboxにアップロードされるので、ファイル転送にはすごく便利なんだけど、撮り始める前の設定がめんどかったりGoogleフォトに没テイクが無限にアップロードされたりするので耐えられなかった。

現在の制作のフローは、

・googleドキュメントに台本を書く。スマホに喋ると同時に、文字起こしされたものをPCで直す。
・それ通りに喋って動画を撮る
・いらない部分をちょっとだけLosslessCutでカット
・編集のイナガワシユウ(@siy6u )さんにお渡しして、カットと字幕を入れてもらう
・Adobe Premireのプロジェクトファイルで返してもらう
・音声編集と直しを入れて、サムネイルを自分で作る
・投稿
・台本を整えてブログとして出す

というふうにしてます。おまけでブログも出せるので、ブログだけ書くより効率もいい。

編集のイナガワさんがいると気持ち的にかなり楽です。めんどくさくても「とにかく撮ればあとは送るだけ」と思えるので。そして撮って送ったら1回分仕事が終わる感じでスッキリします。

イナガワさん、音楽用語に詳しく、字幕を全然間違えなかったりするので、音楽系の方で動画をやってみたい、というかたはお願いしてみるとよいかなと思います。

動画は今まで僕を知らなかった層、音楽制作にあまり興味がない人に知ってもらう、というのを目標にしてます。

なので、冒頭に必ず作曲家と名乗りつつ、音楽制作以外のネタを投稿したいなと。

宮崎弁とかは顕著な例。

今は一番伸びてないけど、今後検索などで伸びるはず。

あとは、レビューも「動画制作者向けのスピーカー!」とか、ポリープも音楽に限定せず話したり、楽器も、初心者向けのことを話す。

そうやって音楽にあまり興味がない層に知ってもらえるようにする。それでどうなるかというと、そういう人が仕事で音楽制作を頼める人を探すときに、思いあたる人がめっちゃ少ない。だから選ばれやすくなる。

そういう理由で、音楽制作をしている人向けの、音楽制作のtips、みたいな情報は発信しないはず。したくなったらするかもだけど。

■noteの流入がエグすぎる

このnoteのフォロワー数が1カ月で2倍以上、2000人近くになりました…なんで?

2月もいつも通り数本書いただけだけど…Twitter上でもシェアされている形跡がない。

検索流入が去年に比べてかなり上がっている、というのは流れてきました。そのせいかな。みなさんどこからきました?

このnoteは裏として書いてるつもりなんだけど、こちらのほうがエンゲージメントは高い気がしています。

表の「こおろぎさんち」はニュースリリースとか、レビューとか、オピニオンとか。制作のことは書かずに、クライアントとか、クライアントのファンに向けて、表向きに表明しておくこと、というのを意識して書いています。過去記事掘ったら変なのが出てくるけど。

あまり宣伝してないんですが、このマガジンの購読者数も50人くらいになってて、売り上げが徐々に上がってきてます。

こおろぎさんちの売り上げを超える日も近い気がする。こおろぎさんちも更新してない割には売り上げが落ちてないんですけど。どうなってるんだ世界は。

ただ、今すぐネットに何か書きはじめるならnoteがいいよね。という感じにはなってきてますね。プロフィールにもポートフォリオにもLPにもなるし。

noteもそうなんですけど、YoutubeもAudiostockも、参入してくる個人以上にサービスの成長が早くて、同じものを出していても利益の伸びが多い気がします。

コロナウイルスの影響後は、ウイルスが落ち着いてもさらに伸びるはずなので、今ライブがなくなった人なんかはほんとにはじめておいた方がいいと思う。

おまけ

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