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脳腫瘍摘出の手術〜後遺症の話その14

2019今年の漢字「痛」

年が明けて仕事始めの日の朝でした。
頭痛で目が覚めました。
追って吐き気も。
どうにもこうにも治らないので
仕事は休みにして、病院へ…
CTを撮るも異常はなし。
吐き気止めと鎮痛剤をもらって
帰るしかありませんでした。
頭痛は我慢して一日中吐いて
その日は夜になり眠りました。
次の日は嘘のように頭痛と吐き気は
消えてなくなってました。
でもその頭痛と吐き気は
2〜3ヶ月おきにやってきました。
3回目くらいからは吐くのも上手くなって
吐いてしまえばとりあえず眠って
やり過ごしました。

2月頃から指、肘、膝、かかとなど
関節という関節に痛みが出始めました。
手をグーパーするのは至難の技でした。
毎朝目覚めると右の薬指は内側に曲がって
片方の手で直さないといけません。
椅子から立ち上がる時は膝とかかとが
とにかく痛い。

6月になると突然左側の顔と唇と舌に
電気をあてられたようなピリピリとした
痛みが出てきました。
それは日を増すごとに強くなり、
例えるなら
剣山で刺されているような痛み。
処方される薬は種類を変えながら
どんどん量が増えていきました。
薬を飲んでも痛みがなくなるわけではなく、
半減する時もあれば、
まったく効かない時もあります。
なのに副作用はちゃんときて、
めまいでフラフラです。

後頭部の左側も痛みます。
こちらはつねられてるというか、
強い痺れというか、例え用のない痛みです。

左側の歯が浮くように痛みます。
そうなると食べるのが苦痛になります。
食欲はなくなります。

それが朝目が覚めた瞬間から
夜眠りにつくまで続くのです。

ペインクリニックの先生になんで私の痛みが
解らないのかと八つ当たりしたり、
仕事中は攻撃的になったり、
家にいると突然泣けてきたり…

もうめちゃくちゃです。
手術なんか受けなければよかった。

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