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脳腫瘍摘出の手術〜後遺症の話その5

※今回文章中に手術後の生々しい表現があります。ご理解の上読んで頂けるとありがたいです。

入院〜手術〜ICU

手術前日に入院。
緊張のせいか血圧が高め。
その日はうまく眠れませんでした。

手術当日、朝から友人からの
応援メールがたくさん届きました。
励まされて
頑張ろうと思う気持ちと
怖い怖いと思う気持ちが
入り乱れてました。

いよいよ手術の時間です。
自分で歩いていざ、手術室へ。

手術台に登り
心臓はバクバクです。
全然眠くないのに
本当に麻酔で眠るのか不安でした。



ゆっくりと目が開いて
周りの音が聞こえてきました。

手術の途中で麻酔が覚めちゃった

と思っていたら

「終わりましたよ」

看護師さんの声が聞こえました。

ICUに移動するために
ベットが動いた瞬間、猛烈な吐気が…

そこから壮絶な戦いの幕開けです。

ICUには夕方〜次の日の午前中まで
いたと思います。
とにかくずっと吐いていました。
少し眠って、目が覚めると吐く。
胃に何も入っていないので
吐いても泡しか出ないのですか、
吐気が止まらない。
それと唾が異様に出てくる。

ティッシュに唾を吐く

吐気で泡を吐く

少し眠る

目が覚める

吐気で泡を吐く
(上に戻る)

これがICUにいる間ずっと続きました。
不安で何度も看護師さんを呼んで

「ここにいてください…」

とお願いしたりしました。
患者は私だけではないので、
そんな事無理だとわかっていたのですが、
とにかく誰かに側にいて欲しかったのです。

そんな状態で朝を迎えました。
園長先生のような医師が来て、
いつまでも寝ててはダメだと
子供じゃないんだからと
リクライニングを起こされ、
さらに吐いて。(鬼ですか…)

なんの罰ゲームかと思いながら
ICUを後にしました。


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