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脳腫瘍摘出の手術〜後遺症の話その15

ポジティブかネガティブか

2020年になって世の中がコロナで
大変なことになって
オリンピックも延期になって
行くはずのイベントもことごとく
中止になってしまい
私の症状もある日突然よくなることはなく…
ネガティブなことばかりが続くなか、
それでもゆっくりと少しずつ症状は
改善しているのは確かです。

嚥下麻痺はほぼ治っている…はずです。
調子がいいとゴクッゴクッと続けて飲めます。
むせるのが嫌なので、
普段は一口づつ飲んでいます。

顔面麻痺は家族や友人から
「全然わからないよ〜」
「すごく良くなったね!」
と言われるようになるまで回復しました。
実際に会ったり、リモートで動いている私は
そう見えているのです。
実は今でも毎朝鏡を割りたくなります。
歪んだ顔。手術前と全然違う…
それでもそんな気持ちを
えいっと遠くに押しやって…

なるべく左目は見えないように
前髪で隠します。
眼鏡の縁で誤魔化します。
マスカラで瞼を持ち上げます。
口元はマスクでかくせます。

よし!鏡割らなくて大丈夫(笑)


今1番辛いのはピリピリと刺す痛みです。
どんどん痛みは強くなって
薬の量も種類もどんどん増えていく…

「先生、どうにか痛みをゼロにしたいです」

ペインクリニックの先生に
またムリを言ってしまいました。
すると先生は言いました。

「もう一度脳神経外科の先生に相談してみるのもありですよ」

これがまた新たな扉を開くことになるのです。

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