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日記|書けない!

詩が思ったように書けない、
こう、手癖で「こんな感じやろ?」みたいなことはできても、
そこから出られない。
書き上げて見返して、しょうもな!と思う。
ずーーーーーーーーーーーーーっと、ここ1ヶ月ぐらい。
いやもっとかもしれない。

あと、書けないことの他にもたくさん、
どこに気持ちをぶつけていいかわからない現実ばかりが周りにあるので
わたしは踊ってばかりいる。
踊ったとて何にも解決しないし、この
’解決しないけど踊ってるさま’をこそ書けよって話だけど。
ピートタウンゼントも言うてたやないですか、


Rock ‘n’ Roll might not solve your problems,
but it does let you dance all over them
– Pete Townshend
(ロックンロールは君の問題を解消しないかもしれないけれど、
忘れたまま踊らせてくれる。)

て。

あぁ、心臓を万力で締め上げて詩がにゅるっと出てくればいいのに!
もしくはベアーズで地団駄踏んでる間に汗で詩が書ければいいのに!
そうもいかない。
言葉ってめんどくさい。なんで一回脳みそを通るねん。
いい詩が書けるんだったら一篇につき一年寿命を差し出します、
差し出す先が見当たらないので、
ここはもう自力で前向くしかないので、
踊ってばかりいる。なので一向に解決しない。

身近でも遠いところでも現実が酷い。
なーにがへいわのさいてんだよ、って言いながらも
予定がぽしゃったのが頭に来て眠れなくなって
深夜のオリンピック中継をぼんやり見てる日々。
遠い歓声、冷たいリビングの床、卑怯な自分。

大好きなバンドは加速度ついて人気が出ていて、
チケットが取れない。
もう年内にはうんと遠くに行ってしまうんだろう。
きっといいことなんだろうけど、
正直いって、寂しい気持ちの方が大きい。
他のファンのチケット争奪戦を見ているのも辛い。

家の中も散々だ。

息子の成長と
実家の猫と
台所で飼ってるカタツムリの「さきょう」と
ダンスが下手くそだからこそ持ってる伸びしろ、
これがわたしの希望のぜんぶだ

もう泣きたいよ、と足元に視線を落とすと
足の小指があまりに短く、それが滑稽で笑ってしまう
向いてないんだよ、でもやるんだよ、
ダンスは自力で楽しくなれるし
詩は命を削る甲斐があるものだから。

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