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令和の双子の小学生と昭和に育った父の話

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小学生になる双子の娘たち。昭和に育った父が彼女たちの日々をどう感じているか、そんなことを書いています。
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記事一覧

雛祭(令和6年)ー令和の双子の小学生と昭和に育った父の話

男兄弟で育った私にとって印象の薄い行事。それが雛祭こと上巳の節句です。 子供の頃の印象といえば、家には母が結婚の時に持ってきていた男雛と女雛だけの人形がこの時期飾られていたこと、そして母方の祖父母の家に行くと立派な七段飾りが応接間に飾られていたことくらい。 歌も知っているし、なにやらあられを食べたり、甘酒飲むらしいという絵本で見た知識くらいの行事です。 ところが妻も娘たちも、二、三週間前になると嬉しそうに歌を歌い、一週間前くらいにはせっせと片付けをして飾りを飾っています。

パンツ丸出しの人ー令和の双子の小学生と昭和に育った父の話

「ちょっとパンツ丸出しの人がいる!」娘のうち一人が興味津々でパネルの方に近づいていきます。 小学校の入学祝いをするため、久しぶりに両家の両親揃って「みなとみらい」にあるロイヤルパークホテルの皇苑で食事をし、その帰り、MARK IS みなとみらいに寄ったときのことです。 確かに彼女たちの人生でパンツ丸出しの人の写真が大々的に飾られ、多くの大人たちがそれを見入っている様子は、謎の光景でしょう。 さらに、飾られている小さな像の前でみなさん並んで記念写真。 会場には、謎の音楽が流

はじめにー令和の双子の小学生と昭和に育った父の話

小渕さんがテレビで「平成」を掲げたのは 1989 年。昭和64年から平成元年へと切り替わる時です。 父である私は、塾の休憩時間にテレビで見ていました。その数週間後には中学受験の本番を控えていて、入試に出るだろうね、という話が塾では先生からも友達からも出ていました。 時はたち、今は 2024 年、元号も令和になりました。 私が経験してきた小学生と私の子供たちが経験していく小学生は同じところもあれば、違うところも多分にあると想定し、ここにまとめておくことにします。