夫婦共通の趣味がなければ、"お金儲け"を趣味としておけば間違いない

私は、夫婦には共通の趣味や夢みたいなものが必要だと思っている。

他人が生活をともにするのだから、それは意味のある行為だと思えなければ辛い。

例えば、価値観の合わないことが出てきたとしても、我慢したり、理解しようとしたりするのは、そうすることが自分のメリットになると感じるからだ。

そのメリットが何かというと、「やりたくて仕方がない趣味」もしくは「切実な夢」を共有できる仲間(夫)と良い関係を築いて、より良い思いをしたいということだと思う。

なぜこれがひとりでするのではダメなのかというと、ダメではない。

ただ、没頭したい趣味はたまに人と共有すると、世界がまた広がる。ものによっては新しい知識やサポートから、上達したりもする。

志す夢みたいなものがあるなら、ふたりであればマンパワーが単純に2倍だ。

一人よりふたり、メンバーが多い方が心強いし、実際目指すものへの上達スピードや、到達スピードが上がることも多いと思う。

私は自分自身が無趣味で、興味がある事といえば、映画鑑賞や読書など、一人で取り組める趣味がほとんどだ。

しかしここ最近、お金持ちになるためにはどうしたら良いか、ということをずっと考えている。

目下の興味は、FX、ビットコイン、不動産投資など、お金を産む資産を持つこと。

そのためには何から始めるか、という学びに時間をかけている。

これを夫にも勧めている。興味深い本を見つけると、読むように促す。

例えば、「金持ち父さん~」ロバート・キヨサキ(著)シリーズなどは、今更ながら大変はまって読んでおり、夫にも勧めている。

私の言葉だと乗ってくれない夫も、実際のお金持ちの言葉として勧められる投資方法については、興味を持ち、勉強してみようと思えるようだ。

FXはすでに夫もデモ講座を開設し、こちらに熱心に取り組んでいる。

私もFXに関してはまだ実際に投資をはじめてはおらず、デモ口座(模擬トレード口座)で練習している段階だ。

これは夫も真剣に取り組もうと考えており、FXに関する元手を、残業代や、ボーナスなどの臨時収入から捻出しようと提案してくれた。

また、新型コロナウイルスの流行により、経済が変化していることに関するニュースについても、お互い情報交換する。

不動産や、ビットコインなどは、この状況で様々な動きを見せていると思うが、これまでそのような経済の話を、夫が自ら自分ごととして語ることはなかった。

しかし、ここ最近は違っている。

何かがチャンスだ、みたいな話が持ち上がると、この機会に勉強してみようと、前向きな姿勢だ。

多くの働く大人たちにとって、新型コロナウイルスの流行が、自分の働き方を考えるきっかけになっているからなのかもしれない。

必死に夫と共有できる趣味を探そうとしていた私だったが、本当に熱量を持って共有したいと感じる事柄というのは、必死で探すようなことではないなと感じる。

一番身近な興味の対象が実はお金だ。

これは興味がない人など本当にはいないと思う。それどころか、みんな興味津々だと思う。

これを正直に、語り合えばいいだけだったのだ。

時には喧嘩をするほどに白熱できる話題にすらなると思う。

話は変わるが、夫の仕事に対する姿勢について、私は度々疑問に感じることがあった。

疑問というのは、夫が家庭より仕事を優先させているということだ。

これは仕方のないことなのだけど、例えば、残業して家族と晩御飯を食べられないような仕事のあり方を優先することは、仕方のないことなのだろうか。

しばしば、夫の仕事についての姿勢は、必死に効率化を測ったり、勤勉さを貫いたり、常人ならぬパフォーマンスを常にキープしているなという印象があった。

これはすごいことだ。こんなに必死に頑張っている夫が、社会でいうところの成功者になれないのは不思議な話だ。

それなら何かやり方が間違っているのではないかと思う。

それを検証せずに、毎日ただ会社の言いなりに無心で従っているような夫の精神を心配にすら感じていた。

おそらく、それが社会の当たり前だからやっていると思う。

そして、家族に充てる時間を何より優先して仕事に充てているという事は、何より優先して会社のメリットを考え生きているという事だ。

夫が今現在働いている会社での仕事が、人生をかけて行う使命だと感じているなら、命を賭して仕事にかけるのも仕方のない事だと思う。

それが夫のあらゆる生きがいを検討した上での選択なら尊重せざるを得ない。

または、パッションに導かれてそれがしたくてしたくて仕方がないのかもしれない。

しかし、おそらく多くの人が、それをしなければ決まった給料をもらうことができないからそうしている、そうしなければいけないと思い込んで素直に従っているだけなのではないかと思う。

しかし、そのエネルギーと勤勉さを、そのまま家計に向けたら良いのにと思う。

サラリーマンとして会社で稼ぐ給料は、だいたい決まっている。

また、一定基準でしか増えない。

だからそれはそれとして一定額を稼ぎ、持ち帰ってもっと増やす方法を考える方にエネルギーを注いで欲しいのだ。

もしくは、会社での仕事で得る給料は、よっぽどのことがない限り、がっつり減額されることもないのだから、割り切って定時まで働き、自分の時間を捻出することを考えたら良いのではないか。

これを夫が、お金儲けの話をするようになってからは少し考えてくれるようになったように思う。

会社の仕事でいかに年収を増やすかということを話し合うのは非常に辛い。

「お金を増やす=自分の労働パフォーマンスを上げるorもっと時間を充てる」なのだ。

一方、ただお金を増やすということを勤労関係なく語る事は大変楽しい。

そりゃそうだろう。

お金が増える話をするだけなら本当は誰だって楽しい。

ぜひ意識してやってみるべきだ。

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