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【失敗談】チュニジアで人生初の搭乗拒否!なぜ?その後どうなった?

こんにちは。
チュニジアで働く日本人大学生の
村井航平です。

ツイートを見ていただいた方はお分かりでしょうが、本日チュニジアからフランスに旅行しようとした際に人生初の搭乗拒否を食らいました。

空港でチェックインをし、
チケットを貰ってるんるん気分でした。
ところが無残にも搭乗目前で撃沈。

あのスタンプ押すとこ。出国審査です。

ワクワクしてた心が急降下しました。。。
メーデー、メーデー…


では、本題。
このnoteでは、

①なぜ搭乗拒否されたの?
②その後どうなったの?
③搭乗拒否された時にすべき行動
④搭乗拒否されないための防止法⑤終わりに

を書いていきます。


僕は海外旅行が好きな方に同じ思いをして欲しくないのです。
あまりにも今萎えてるので。(笑)


まず、簡単に何が起きたのか振り返ります。

出発カウンターでチケット発行

チェックイン完了

搭乗ゲートへ向かう

出国審査の女性がスタンプ押さず、男性呼ぶ

例の別室に連行

3ポリスメンも来て尋問

ボスポリスメン(これがめっっちゃおじいちゃん)が来て、一言アラビア語で放つ

目の前でチケット破られる

出口はこちらです。と、搭乗口と逆を案内される

質問するも問答無用で出口へ

帰るしかなかったが、
納得いかないので逆襲を決意
(原因究明への好奇心が抑えられない)

空港内のポリスオフィスに行ったら
違う人がいたので聞いてみたら僕が違法ではないことは明らかになった。

その人にさっきのポリスメン達に聞いてもらったが拒否理由が二転三転していき、確証のある理由が得られない。

現地チュニジア人の同僚や頼れる仲間に電話をして助けてもらい、
最終的に空港を後にした。

これが一連の流れです。


さあ、では参りましょう。


①なぜ搭乗拒否されたの?

まずポリスメン達が
二転三転並べた理由がこれです。

・顔がパスポートの写真と似ていないから。
・チュニスから入国したのでモナスティルから出国はできないから。
・観光ビザで長いこと滞在してるから。
・何回もチュニジアに出入りしているから。
・国際問題を起こしたくないから。

いや、全然わかんないですよね。
ただ、簡単に言うと理由はこれです。

お前が怪しいから。

これに尽きます。怪しいと思いながらも国境を通すことはできないのです。
だから、ボスポリスメンがダメと言ったら終わりなのです。

搭乗できない明確な理由(法を犯す行為)はなくても、
「怪しいから通せない」が理由なんです。

そして、ポリスにとっては、
こいつを通したことによって(他国との間で)問題が起きたら困る
というのが最大の言い分です。

つまり、
ポリスの間違いだ!なんて追求した意味が特になかったのです。
彼らはただ仕事をしただけなのです。

僕が何か悪いことをしたわけでもない。
ポリスが僕に何か恨みがあるわけでもない。
誰も悪くない。


②その後どうなったの?

ただただ僕のチケット代が消滅しただけです。
残ったものは何もありません。
ただ、それだけなんです。

当然、ポリスが返金してくれるはずもありません。
旅行会社が返金してくれるはずもありません。

もし、これが高価なチケットなら、
変更手続きや多少の返金が出来るかもしれませんが、
僕が予約していたのは格安航空券。

ほとんどの場合は、
乗れなかったらおしまいなのです。


③搭乗拒否された時にすべき行動

基本的には、交渉でポリスの決定が覆る可能性は低いと思います。
なので、一番は拒否されないことです。(笑)

ですが、もし拒否された時にすべき行動を紹介します。
*日本人対応が整っていない空港に限ります。

一番良い方法は、
現地の日本大使館に電話することです。

あくまで、電話が使える状態でないとできませんが。
ネットで「〇〇(国名) 日本大使館」と調べれば基本的にすぐ出てくるはずです。

大使館の日本人に話せると安心ですし、
現地の方もいるので電話を代わってもらえます。
相談してみて、次にどのような行動を取れるか聞きましょう。

他の方法としては、
・現地の友達に電話する
・空港内で優しそうな職員を見つけて相談する
・泣き叫んで情に訴えて根負けさせる

などですね。

ただ基本的には、チケットを取り直すことになるでしょう。。。

出来ることとすれば、
早急にフライトを調べて直近の安いフライトを確保することです。
(これは拒否理由によって異なります。もし明確な理由があるならそれを満たさない限り同じことが起こるので別のチケットをとっても無駄です。)

きっぱりと割り切って、被害を最小限に抑えることを考えましょう。


まとめると、
搭乗拒否された後にすべき行動は、

・日本大使館に電話
・現地の友達に電話
・空港内で味方をつけて交渉
・自力でしつこく交渉
・諦めて直近のフライトを予約

となります。



④搭乗拒否されないための防止策

この防止法はただの気休めだと思ってください。
国や空港によって搭乗拒否の感覚は違うはずだからです。
あくまで「怪しまれないための」防止策だと思ってください。

・顔がパスポートと似ていないから。
→これは彼らが言った最初の理由ですね。実は彼の言い分は理解できるものです。僕がチュニジア人の友達のIDカードを見たとき、実際の顔とかなり違うように見える時がほとんどでした。

つまり、アジア人を普段見ていないチュニジア人にとっても
パスポートと全然違って見えるのは仕方のないことかもしれないのです。
特に僕の住んでる街はモナスティルというアジア人のいない街なので、
ポリスがアジア人を見慣れていないのも当然です。

加えて、この地方空港からアジア人が他国にいく事例もほとんどないと思うので、
余計に怪しまれたのでしょう。

ここからできる防止策としては、
日本人があまりアクセスしないであろう国や街の空港では、
審査時になるべくパスポートに似た顔をすることです。(笑)

また、
パスポートを発行する際の写真は、
なるべく普段に近い形で写真を撮りましょう。

パスポートは5or10年更新なので、
ある程度人の顔は変わってしまうものです。
ただこれが実際、搭乗拒否の理由になり得るのです。


・チュニスから来たのでモナスティルから出ることはできないから。
→これはさすがにおかしいですが、

国際空港ではなく地方空港の場合は、
少しチェックが厳しくなる可能性があることを頭に入れておきましょう。

今回であれば、
モナスティルの空港職員が僕を容認して問題になるとこの職員が問題を起こしたと見なされるので、それを避けるために国際空港に行けということでした。
簡単にいうなら、責任転嫁のためです。

つまり僕のケースでは、
入国を許可した国際空港から飛べば問題ないということになります。
そういう意味では、彼が搭乗拒否した理由は理解できます。
なかなか勝手ですが。(笑)

なるべく国際空港を利用する
というのも防止策とも言えますね。


・観光ビザで長いこと滞在してるから。
・何回もチュニジアに出入りしているから。
→長期滞在や何度も出入りする際は、

質問されることが多くなる可能性があるので、
滞在場所や目的などをすっと答えられるようにしておきましょう。
証明できる書類等があればなお良しです。


まとめると、
「怪しまれないため」の防止策として、

①日本人があまりアクセスしないであろう国や街の空港では、
なるべくパスポートに似た顔をする。

 ②パスポート発行時の写真は、なるべく普段に近い形で撮る。

 ③国際空港ではなく地方空港の場合は、
少しチェックが厳しくある可能性があることを頭に入れておく。

 ④なるべく地方ではなく、国際空港を利用する

⑤滞在場所や目的などの質問はすっと答えられるように用意しておく。
証明できる書類等があればなお良し。

の5点が挙げられます。

当然、悪用はしないでくださいね。笑
あくまで健全に旅をする方への発信ですので。


⑤終わりに

搭乗拒否の理由はもちろん人によって違うでしょう。

申告していない量のタバコを持ち込んだり、
持ち込み不可の違法物を持って帰ろうとしたり。

ただ、僕みたいなケースもあるということです。
何1つ問題がない。身の潔白です。

なのに搭乗できないってどれだけ悲しいことか。
今は怒ってないですが、怒りの矛先がない怒りみたいな感じでした。

「え、なんだったの?」という気持ちです。

地方空港を利用できないというルールもないし、
航空券予約時に注意書きがあるものでもない。


怪しいやつは搭乗させないという
暗黙のルールに引っかかったのです。


乗れない明確な理由があったから、乗れなかった。
のではなく、
乗れない理由を払拭できなかったから、乗れなかったのです。

法を犯したから、乗れなかった。
のではなく、
許可していいと言え切れなかったから、乗れなかったのです。

これを見てもらえればわかるはずです。


そう、真ん中も搭乗拒否に入るのです。

まあ、これも良い経験です。
いつか武勇伝になるでしょう!

ぜひ僕の失敗談を活かしてください!
読んでいただきありがとうございました。


P.S.

世界一周や、ニッチな国が好きな方、
日本人が行ったことないような街を開拓したい方、

どうか搭乗拒否を受けませんように。

ぜひ旅仲間さんにも届くように
シェアやRTして頂けると嬉しい限りです。



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