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メタバースとは神の民主化だ(世界2.0を読んで)

世界2.0を読んだ。

ここ数ヶ月はWeb3関連をひたすら勉強している。少し前はNFTだったけど、ここ1,2週間はメタバースについて改めて読み進めている。その中で世界2.0と國光さんが書いたweb3の本を読んだ。今日は世界2.0を読んで思ったことを。

メタバースとは神の民主化だ

帯にも書いてありますが、世界2.0のキャッチコピーとしてこのような文言が使われていました。

インターネット(テクノロジー)はあらゆるものを民主化していく。例えば、YouTubeが生まれたことでテレビが民主化された。このように特定の誰かしかできなかったことがインターネットの発展によって誰でも簡単にできるようになってきている=民主化。

では、これがWeb3の時代になったらどうなるか。Web3の中でも特に"メタバース"は一体何を民主化するのか、なぜここまで騒がれているのか。

世界2.0の中ではこの答えが「神の民主化」とのことでした。

「神の民主化ってなに?」まあここですよね。目を引きそうなキャッチコピーとして適当に名付けられたわけではなく、かなり大真面目に神を定義して、メタバースを定義して、神の民主化だと結論づけています。

要するにメタバースというのは誰でも自分が理想とする国を作れちゃう技術(世界観)なんですね。仮想空間であればリアルな土地は必要ないので、無制限に作ることができます。そこに自分が理想とするルールと経済システムと文化を形成することで、そこに共感する人たちがやってくる"国"が出来上がります。つまり、メタバースは新しい世界を創造すること(=神)ができるようになるわけです。この行為が誰でも簡単にできるようになると予測しているので、メタバースとは神の民主化だと言っているわけですね。

なるほど。今までにいろんなメタバースの解説を見てきましたが、個人的にこの言葉の定義はかなりしっくり来ました。厨二っぽいと思ってしまう表現かもしれませんが、僕はまさにメタバースって厨二っぽい考えで理解した方が理解しやすいと感じました。あの自分に超能力が宿ってるんじゃないかと考えた時代、朝起きたら異世界転生してたり主人公になってるんじゃないかと考えた時代、その時に思い描いたことがメタバースだと実現できちゃうんですね。

そのメタバース時代を見据えてどう生きるか

個人的にはテクノロジー大好きなので、その時代が楽しみです。ただ、一起業家として見たときに、この大きな時代の変化に対応して、先回りして準備をしておかないといけません。

僕らはこのメタバース前夜をどう生きればいいのか。
個人的に大きく3つの道があると思っています。

  • プラットフォーマーを狙う。

  • どのプラットフォームが勝ってもいいように、準備する。

  • メタバースにはコミットせずに諦める。

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