旅路の果てに
いやあ。長かったツアーが終わったよ。今回のツアーは何が特殊だったかというと、上浪瑳耶香5tet(1日)、木村紘4tet(3日間)、渡辺翔太Group(1日)が全部くっついてたってとこだ。中休みが1日だけあったが後は毎日連続でライブをしていたことになる。しかもどんどん共演者と演目が変わっていく。こういうのは初めての経験だったので非常に鍛えられたし、毎日違う音場で吹くということにもまた慣れていかないとなと思ったツアーだった。
そもそも、連日別の街へ移動して演奏する行程というの自体がコロナ関係なくかなり久しぶりで、それこそ"ものんくる"やWONKがライブをたくさんしていた頃(2015〜17)ぶりである。毎日のクオリティーコントロールや身体、精神の持っていき方などいろいろなものが試されるのがツアーだ。僕はツアーが好きだ。どんどんバンドが良くなっていくからね(もちろん初日からすごくいいんだけどね)。
今回の上浪瑳耶香5tet、木村紘4tet、渡辺翔太Groupと全部とっても楽しかった。来てくれた皆さん本当にどうもありがとう。因みに木村紘4tetはツアー千秋楽が渋谷で11月1日に控えている。こちらはレコーディングメンバーがほぼ全員揃うとの事で大いに盛り上がるライブとなりそうです。お楽しみに。
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約10年ぶりにRICOHのGRを新調した。今まで使っていたのがGRdigital3という2009年くらいに出たモデルでこれがまだまだ現役(画質などはとうの昔にiPhoneに追い抜かれてしまったが、何とも言えない写りと操作性がある)ではあるのだが、現場でのスナップ撮影が好きな僕としてはカメラを向けた時にあまり相手が構えない、且つ良い写りのカメラが欲しいなと常々思っていた。
そこで思い切ってGR3に買い替えた。4世代飛び越えると流石の進化っぷり。しかし"GR"に慣れていれば操作、使用感などはほぼ昔のままだ。こういう"レガシー"、"ヒストリー"みたいなのがまたグッとくるのがGRの良さである。久しぶりに今までの古いGRdigital3で撮っていた写真を振り返ってみよう。
ね、まだまだ現役でしょう。色の再現性に関しては最近のカメラは本当にビビッドなのでやや見劣りするのだがモノクロの描写は本当に好きだ。そして本当にいろいろなところに共に旅したカメラである。きっとこれからもちょくちょく使い続けるだろう。そしてGR3を持ってまた旅に出よう。
(上がGR3、下がGRdigital3)
2021/10/26
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