東海シクロクロス#1 おおが城山公園

東海シクロクロス第1戦おおが城山公園に参加してきました。
当初予定はありませんでしたが、某選手ら(1人ではない)に、WNP出るよね的な圧力をかけられたので、高強度のショック療法と機材トラブルの洗い出しも兼ねて参加。ゴール後急げばミート&グリートも間に合うのでね。
久しぶりの先頭パックの緊張感、楽しかった!

コースは前半は舗装のホームストレート、折り返して緩く下る砂利のストレートのハイスピード区間、繋ぎの泥区間を経てグラウンドのぐるぐる中低速区間というレイアウト。終盤のシケインはすぐ後に一段登る、乗車タイミングに迷うなんとも嫌らしい配置。乗ったままいけるとあからさまにアドバンテージがある。色んなカテゴリで乗ったままクリアしてる人がいて、飛べる人の特権じゃなくなってるのが印象的。素晴らしい。

機材


ちゃんと撮っておけばよかった・・・

フレーム:GIANT TCX ADVANCED Sサイズ
コンポ:SRAM 11sごちゃまぜ(SB:APEX1HRD, FC:RED22, RD:RIVAL1)
ギア比:44x11-32T
ホイール:GIANT CXR1
タイヤ:SCHWALBE X-ONE SPEED
インサート:Tubolight CX EVO

タイヤはこれしか用意してないので選択の余地なし。インサートは公称20g以下なので、もはや入れない選択をする意味がわからない。タイヤのスタビリティが向上して、タイヤがヨレ過ぎないし、保険があるから遠慮なくバイク振り回せるから個人的にありがたい。圧下げ気味にしてバイクも跳ねにくくなったので砂利のストレートもかっ飛ばせた。


レース


なんと、まさかの最前(写真1番左)。アイドル追っかけてるだけの人間が最前スタートはなんか申し訳なくなる。脳天が真正面に見える、真下を向くスタイル。変わってない。

やたら決まってしまったスタート。ホールショット獲ったレースは良かったイメージ無いので、どうしよ~と思ってると健斗がカッとんでいったので2番手で恐怖の濡れた舗装の1コーナーへ。勢いそのままに先頭で滑っていく健斗・・・ドンマイ・・・
伸びてたこともあって大事にはならず、3番手で混沌を抜ける。そしてほどなくして36隊のすくみずさんこと川村氏、岩田さんの3人の先頭パックになる。

関西クロスで安定して上位リザルトを残す川村さんが抜けて強い感じ。インフィールドの立ち上がりでモリモリ踏んでる。1対2はしんどいな~と思っていたら別に連携するわけではなさそう。関係なく千切ろうとしてきてる。タイヤ的にも体力的にも付き合ってたら終わるので、多少のギャップはあきらめる。中速コーナーは処理ミスらなければ立ち上がりで少し詰めれるかな、という感じで自転車2台分くらいのギャップは空いても焦ることなく、シケイン~ホームストレートは飛べる&スリックタイヤ最大のアドバンテージなので、そこでどうにかするプラン。レース中盤までは要観察で決め所を探りつつ、ストレートはこっちのペースに付き合ってもらって休ませない。
レース中盤、川村さんが少し抜け、僕、岩田さんと7秒等間隔くらいになる。何回も踏みなおすのしんどすぎて想定より遅れてしまった。


この微妙な差である。
これ以上行かれたらレース終わると察し、緩い下りの砂利ストレートで44x11ぶん回してブレーキングで真後ろまで張り付くことに成功。耐え。
このあとのシケイン後、クリートキャッチをミスったのかもたついてるのが見え、プッシュして約10秒のアドバンテージを稼ぐことに成功。残り3周回の周回板を見てレース終盤へ。インフィールドでは無理しない&立ち上がりもそんなに踏まないのサイクリング。その代わりストレートはしっかり踏んでペースを維持。後方との差も確認し、詰まってきたらもう1段上げる余力を残しつつ、かといって引き離すような脚もないので、間隔を保ちつつ周回をこなしていく。
なぜか次も残り3周を見る。周回が本当にわからなくなったが、このペースなら2周でも3周でも維持できるので気にせず、同じペースを刻むことに集中する。早く折れて踏みやめてくれないかな~と思いながらラストラップへ。残り3から1になって得した気分。自分で言うのもアレですが、こういう展開は僕の勝ちパターン。そのまま最終周をこなしゴール

コロナ禍で一部のオタクで流行の落ちサビ肘吸引

最後まで気の抜けない先頭争いは非常に楽しく、スイッチ入ってしまいました。自分より馬力のあるフィジカルモンスターたちを相手してた経験をフル活用させてもらいました。笑

レース中の思考として
・パックの周りの選手の観察(得手不得手)
・仕掛けどころを探る
の2点を考えています。
僕の場合、仕掛けるポイントで重視するのは、「相手の苦手なところ」。
「自分が得意なところ」ではないんですね。
相手がパーしか出せない状況でチョキ出したい。
乱発できないし、一発で決めないとパワーで負けてたら粘られる&追いつかれちゃうから。

そんな懐かしい感覚を思い出しながらのレースでした。
All photos by kikuzo 東海シクロクロス2022第1戦 おおが城山公園 | Flickr
です。素敵な写真をいつもありがとうございます。


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