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気まぐれ手記 #1

6/29
新曲の配信リリースまで丁度あと1週間。という良きタイミングに乗じ、放置気味だったnoteをなんとか使いたいという思いを消化すべく日記的なのをスタートしてみる。新曲リリースについてここには書いているが、この手記は数日分を書き溜め、まとめて公開する形式を取ろうとしているので解禁前でも問題はない。ライブでもかなり演奏している曲だが、いざ音源としてリリースされるとなるとやはりソワソワする。

6/30
数日分をアーカイブしまとめて公開するスタイルは全く以て他人のアイデアを拝借したものだが、この形式のいいところは、執筆時の熱量を殆ど完全に排した状態で公開するか否かを決められるところだ。簡単にいうと、書いてからしばらくして恥ずかしくなったらキャンセルできるということだ。なのでこの文章も、1週間後には誰の目にも触れることなく僕のiPhoneで眠り続ける運命を辿ることになるかもしれない。なんて都合の良い執筆スタイルなのだろう。にしても今日は暑い。

7/1
暑い。とにかく暑い。7月に入ったところだが、たぶん今シーズン一番の暑さだと思う。暑いといえば、ライブ中ステージが暑くあって欲しいか否かはバンドマンの中でも意見が分かれるところだ。一つの意見に、ステージが暑くないと士気が上がらないからライブ中はステージの冷房は消すというものがある。そのマッチョな気分もなんとなく分からなくはないが、僕はといえば専らステージは涼しくあってほしい側の人間だ。ドラムを一生懸命演奏していると尋常ではない量の汗をかくのだが、汗の量が一定の量を超えると、まず眉毛の堰を乗り越え目元にやってくる。そうなると前が見えなくなるし、そもそもめちゃくちゃ痛い。しかも演奏中なものだから汗を拭ける訳もなく、僕になす術はない。また他の被害として、ズボンが汗のせいで足にピタっと張り付くということもある。もうこうなればシンプルに(満足な)演奏ができない。ドラマーに半ズボニストが多いのはこの所以もあるだろう。いやー、僕にとっては冷房マジ命です。ライブ中に冷房消す派の人、スゴいな。

7/2
auで電波障害があったらしく、たまに繋がるとき以外スマホで何も見れない。マップはダメ、Instagramもダメ、勿論LINEも使えないのでまともに連絡を取ることもできない。「何もできないじゃないか!」という思いが沸々と湧き上がるが、それは自分の生活がいかにこの小さな電車端末1つに依存していたかの裏返しでもある。リスクを分散させておくことの大切さを再認識。

7/4
大阪、東京と2日間のライブを終え、一日を自宅で過ごす。日中はずっと音楽を聴きながら作業をしていたが、極端に少ない睡眠時間と悪天候のせいで作業のパフォーマンスはめっぽう低く、音楽もなんだかいいふうに聴こえない。陰鬱とした一日だったが、時々ある原因不明に調子が悪い日に比べればマシだともいえる。

7/5
日付が変わり6日になってしまったが、寝るまでが今日ということで。ついに新曲「予測変換から消えても」が配信開始となった。アルバム『EVERGREEN』以降、所謂サブスクでの配信を行っていなかったため、新曲のデジタルリリースとしては初となる。故に、やけにそわそわするというか、初めての感覚で、初めてCDを作って友達に買ってもらったりレコードショップに置いてもらったときときはまた違う、それ以上の興奮がある。フィジカルリリースでないので本当に24時ぴったりに配信されるのかななどと(要らぬ)心配をしていたが、勿論しっかり配信された。このタイミング、この形式で新作の配信リリースを行ったのには様々な理由、そして明確な意思がある。配信サービスのアルゴリズム等により初めてthe paddlesの音楽に触れる人にとっては知ったこっちゃないことだが、周りの幾多のサブスク解禁済みアーティストとは異なった新曲発表のカタチになっていると思うし、込められた(込めた)思いも強いと自負している。という強い気持ちはありつつ、今はとにかくたくさんの人に/たくさんの回数聴いてほしいという単純な思いです。

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