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デザインは、世界を変えることができる。

「デザインは世界を変えることができる」

そう聞くと有名デザイナーが作ったかっこいい反戦のポスターだったり、画期的で生活を一変させるようなプロダクトデザインとかを想像するかもしれません。

でも、そうじゃなくて、ごく普通のデザイナーでも世界を変えることができるんだよって話です。(普通のデザイナーってなんだよって感じですが)

「デザインは世界を変えることができる」って、文字にすると、ちょっと恥ずかしいし、おおごとな感じがしますが、そんなことないんです。

サイとして7年、その前からだから、たぶん10年以上、NPOのデザインに携わってきて、やっぱりそう思うんです。

僕はデザイナーとして賞を受賞したり、なにか代表作があるような、スーパーなデザイナーではなく、特段デザインが上手いと言うわけでもなく、いわゆる普通のデザイナーで、自分よりかっこいいものが作れるデザイナーなんて山ほどいると思っています。

じゃ、なんで、普通のデザイナーが「デザインで世界を変える」ことができるのか。

それは、「世界を変えようとしている人たち(=NPO)」とそれを「知らない人たち」を、デザインの力なら、つなぐことができるからです。

「知らない人たち」が「世界を変えようとしている人たち」をしって、共感して、つながってくれると、「知らない人たち」が「知っている人」になって、「世界を変えようとしている人たち」を「支える人たち」になってくれます。

そうすると、「世界を変えようとしている人たち」の活動は、大きく動けるようになったり、持続可能になったりして、より大きく世界を変えることができるようになるんです。

ちょっとざっくりの例えですが、たとえば貧困層の子どもたちの教育支援をしているNPO(世界を変えようとしている人たち)を「支える人たち」が増えたら、より多くの子どもたちに教育を届けることができるし、届ける教育の質を上げて行くこともできます。

「知らない人たち」に、そういうものをわかりやすく伝えて、理解、共感してもらうのって、やっぱりWEBだったり、パンフレットだったり、チラシだったり、もっといえばロゴだったりコピーだったりのブランディング。

それって、まさに普通のデザイナーの仕事。


シャンティ国際ボランティア会「アジアの図書館サポーター」パンフレット

放課後NPOアフタースクールWEBサイト


NPOの活動を「デザインで、つなげる、変える。

つまり、デザイナーが直接的に「世界を変える」わけではなく、「世界を変えようとしている人たち」と「知らない人たち」をつなぐ役割をデザイナーとして担うことで、一緒に「世界を変える」ことができるんです。

デザインや、ブランディングって、どうしたって、成果は目に見えにくいですが、携わったNPOを「支える人たち」が増えて、少しづつ規模が大きくなって、支援範囲や人数がひろがったり、問題解決が進んでいったり、というのを10年かけて目の当たりにしていると、そう思います。

どのNPOも活動がすごくいいので、それを伝えるプロ=デザイナーの役割としてきちんと表現すれば、世界わどんどん変わっていくんです。

デザイナーのみなさん、これからデザイナーになろうと思っているみなさん、広告とかの華やかな世界とはちょっと違う、こういうデザインの世界もあるんです。みなさんのデザインで世界は変わるかもしれません。

何が言いたかったかというと、NPOのデザインに携わるデザイナーが増えていけば、もっと世界は変わっていくので、増えてほしいな、ということと、NPOもデザインの力をもっともっと使ってほしいな、と思っています。

そして、いつか、NPOも企業と同じように1つのクライアントとしてデザイン会社に仕事を依頼するのがあたりまえの社会になるといいなと思います。

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デザインで、つなげる、変える。
世界を変えようとしいる人たちがいて、
それをまだ知らない人たちもいます。
このふたつをつなげて、
世界をもっと大きく変えたい。
サイはそんな、「つなげる」と
「変える」をデザインしていきます。

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これ、会社を作ったときに考えた、サイのタグラインなんです。
7年前にしてはすごく良く出来てるなと、思いました。

僕はデザインの力を信じています。

「デザインは世界を変えることができる」

文字にするとやっぱりちょっと恥ずかしいですが、、、。


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