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僕とすすむ屋茶店の往復書簡

僕が初めて鹿児島を訪れたのは、2010年の7月。そのときにはまだ、すすむ屋茶店はオープンしていなかった。鹿児島茶の発展に最も寄与したという人物を祖父に持つ、新原光太郎さんが「すすむ屋茶店」を創業するのは、それから2年後の2014年8月のこと。

すすむ屋茶店のお茶は、鹿児島の家でも名古屋の実家でも普段から飲むほどで、鹿児島土産にもよくここのお茶を買っていく。鹿児島に戻る度に一回は必ず訪れるし、夏限定のかき氷の時期なんかはそれ以上に。ちなみに僕は、ほうじ茶のかき氷が好き。

実家では、毎朝必ず緑茶を淹れてくれていた。日中はほうじ茶や玄米茶を飲んだり、夜はカフェインの入っていないルイボスティーという具合に、日々の生活にはお茶が欠かせないものだった。僕がお茶を普段から飲むのも、その習慣からだと思う。

普段は、すすむ屋さんのほうじ茶をよく飲んでいる。安いし量も多いという事もあるが、何と言っても手間がかから無いのが良い。お湯を湧かして、お茶っ葉を入れて、お茶が出るまで待つ。緑茶のそれよりも、断然簡単だ。

緑茶を淹れるのは、僕にとってコーヒーを淹れるのと同じような感覚で、少し時間があるときや気分を変えたいときに、淹れる行為から楽しみたい。湯温の違いや茶葉の量、蒸らしの時間だけで、味が変わってしまうので、上手く淹れれたときは嬉しいし、美味しいお茶の時間を楽しめる。
お店でお茶を頂く度に、「やっぱりすすむ屋のお茶を美味しいなぁ」と唸るほど、茶葉の質はもちろんのこと淹れる人によって味が変わるのは面白いなと思う。東京の友達を連れてお店へ訪れたときも、今回料理で出店してもらう「ふじ食堂」のたけとさんが、一口飲んで目を丸くして驚いていたのは、今でも忘れられない。

すすむ屋茶店の店頭では、同じく出店者の「horno lab.」の焼菓子も販売していて、お茶に合うのはお墨付きだ。シナモンがじゃ豆なんかは、緑茶にもほうじ茶と組み合わせると最高だと思う。段々と暖かくなってきているので、そろそろ水出しなんかも良いかも。

イベントではテイクアウトでも提供するので、ぜひhorno lab.のお菓子と一緒に楽しんでください。

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「僕とみんなの往復書簡」
月日:4/11 wed.-4/15 sun.
時間:14:00-22:00 (sat & sun 12:00-22:00)
場所:杉並 海の家(〒168-0063 東京都杉並区和泉1-5-12)

face bookイベントページはコチラ。


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