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Mendelssohn Op63. Nr.3 (#027)

2回に渡って母音の説明をさせて頂きました。皆さん納得していただけましたでしょうか?また発音の練習の効果があったでしょうか?

今回は読み方の注意点ですが、他の作品に比べて難易度が低いかと思います。少しだけですがお伝えしておきます。唯、二重子音の問題が多少あるのですが、それに関してはまた別の機会に改めて説明させてもらおうと思っていますので、今は出来る範囲で注意して読んでみて下さい。

hin auf            ヒナオフにならない様に
weit in’s          ヴァイティンsにならない様に
Grüss’ ich       グリュースィッヒ

find’ ich / wind’ ich / bind’ ich

こちらも同様に母音が前の子音にくっつかない様に。因みに”〜nd’”の省略形の印は、この場合全て”e”が落ちた形で、本来は”finde ich / winde ich / binde ich”となります。その際の読み方は”フィンデ イッヒ、ヴィンデ イッヒ、ビンデ イッヒ”となります。

darf ich           ダルフィッヒにならない様に

お分かりかと思いますが、母音と前に来る子音との”くっつき問題”のみです。歌う際に途切れ途切れになる可能性がある様に感じられるかもしれませんが、繋がって何を言ってるか分からないよりも良いので、歌、メロディーに余り影響を受けない様に”喋る、読む”事に心がけてカタカナではっきり読む習慣を付けて練習をしていって下さい。また以前”韻”に付いても説明させて頂いた事も配慮して少しリズミカルに読んでみて下さい。はい、次回からNr.4に入っていきます。

Kohei S.

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