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Mendelssohn Op.63 Nr.2 (#015)


カタカナ+”s & t” で読み方を振り直して見ましたが、皆さんの物との比較していかがだったでしょうか?このテキストでは幾つかの単語の区切りがわかりにくいものがありましたので、” / ”(スラッシュ)を入れておきましたのでその辺りも参考にして頂けると幸いです。

そして今回もカタカナに書ききれない子音を見ていきたいと思います。その中で取り上げるのは”g” です。

„traurig“, „Vergnügt“, „Vöglein“ どの単語にも”g” が含まれていますが、どれも全く違う音、発音なので取り上げました。

traurig の”g” は”ッヒ”と発音します。

Vergnügt の最初の”g” は”グ” 但し”gu“ でないので”ゥ”は発音してません。喉から引っかかる時に出る音それだけで、決して母音の”ゥ”は出ません。2つ目の“g“ は“k“ と同じ音になり、前者同様“ku“ ではないので”ゥ”の母音は発音しません。

Vöglein の“g“ は“Vergnügt“ の1つ目の“g“ と同じです。唯、この言葉が2節に別れる為、発音がどうしても”k“ に近くなります。これは説明がとても難しいので聞き流しておいて下さい。なのでカタカナ表記ではあえて”k“ で書いてあります。

発音記号表を書いてまでどうこうするつもりはなかったのですが、参考までに3つとも記載しておきます。

[ˈtʁaʊ̯ʁɪç] [fɛɐ̯ˈɡnyːkt] [ˈføːɡlaɪ̯n]

***

Wie ist so traurig jetzt die Welt!

ヴィー イst ゾー tラオリッヒ イェツt ディー ヴェルt

Vergnügt und froh beim Sonnenschein,

フェァ/gニューkt オンt フロー バイム ゾンネン/シャイン

Wir armen Vöglein trauern sehr:

ヴィァ アルメン フェーk/ライン tラオアーン ゼアー

***

今回、内容は少ないのですが、とても重要だと思っています。「”g” が付けばガ行に違いない!」と思ってしまわれるかも知れませんが、変化や例外も多少あるので注意して頂ければと思います。

Kohei S.

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