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Mendelssohn Op.63 Nr.2 (#013)

アウグスト・ハインリヒ・ホフマン(August Heinrich Hoffmann / 1798 - 1874) はドイツの詩人です。日本では余り馴染みのないかもしれませんが、ドイツの国歌となる詩「ドイツの歌」(Das Lied der Deutschen) を作った有名な詩人です。

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勿論、彼は詩人なのでわざわざ歌曲などのために詩を書いているわけではないのですが、彼の生きていた時代(音楽史上の初期〜中期ロマン派)の作曲家は彼の作品を歌曲に書き上げています。特にロベルト・シューマン、フランツ・リスト、ヨハネス・ブラームスの作品でホフマンの作品に触れる事が出来ます。

彼は50代半ば、ヴァイマールでリストに出会い、その後友好的な関係を築いてたらしいです。これは個人的に気になった事です。

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今回の作品、"Abschiedslied der Zugvögel"「渡り鳥との別れの歌」は少しもの寂しい内容かと思います。季節的には初秋の歌かと思います。僕は「詩」に全く精通おりません。また詩を深く読み解く事も備えていないので、最悪です。が超大雑把な対訳を試みようと思います。

森や野原は美しかった。
今、世界はすごく悲しい。
夏の時間は過ぎ去ってしまし、
喜びの後には悲しいさがやってきた。

私たちは何も知らず、
木の葉の軒下で、
喜びを持って陽の光を堪能し、
世界に向けて歌を歌った。

私たち鳥はとても悲しい。
私たちは故郷がない。
私たちは今ここから旅たたないといけない。
そして知らない世界へ移動する。

はい。全く持って品のない訳となりました。これでなんとか内容を理解して頂けると幸いです。もしこの内容を掘り下げて読み解いて頂ける方がおられましたら、是非コメント欄にて教えて頂けると助かります。

Kohei S.

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