Mendelssohn Op.63 Nr.4 (#035)
この「秋の歌」はメンデルスゾーンの音楽によってとてもドラマティックな作品になっていると思います。その分歌う際に結構注意を払っていないといけない作品かと思います。今回も注意点をまとめていこうと思います。音楽のテンポが早いのでいつも書いている”語尾の子音+冒頭の母音”の問題には特に注意して下さい。
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Ach, ”アッ”にならないように。
verhallet der Reigen, 前回説明した”t+d”の読みは数をかけて慣れて下さい。
Frühling in Winterzeit! ”フリューリンギン”とくっ付かないように。
bald in ”バルティン”とくっ付かないように。
trauerndes Schweigen ”トラォアーンデ”と”trauerndes”の最後の”s”が抜けないように。
Wandelt sich 前回説明した”t+s”の読みは数をかけて慣れて下さい。
Bald sind die letzten ”d+s”と”d+d”のパターンに注意。
Bald ist das ”バルティs”とくっ付かないように。さらに”t+d”に注意。
heimwärts ”ハイムヴェァツ”の最後の”ツ”はとても大切。
Wandelt sich ”t+s”のパターンに注意。
Lust in ”ルスティン”とくっ付かないように。
Wart ihr ein Traum ”ヴァルティ”、”ヴァルティアイン”とくっ付かないように。全て言い直す。
Lenz und ”レンツォン”とくっ付かないように。
Eines, nur eines ”ヌアイネス”とくっ付かないように。
Es ist das Sehnen ”エシst”とくっ付かない、”ダs”の”s”が抜けないように。
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冒頭にも書きましたがテンポが早いのでついつい油断すると言葉と言葉がくっ付いてしまうのでその点には特に注意して下さい。また前回、前々回で説明した省略パターンに早く慣れるようにして下さい。これが慣れればかなり喋りやすくなる事は間違いなしです。
Kohei S.
参考資料
Mendelssohn 6 Duets, Op.63
https://imslp.org/wiki/6_Duets%2C_Op.63_(Mendelssohn%2C_Felix)
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