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半導体 5/13 〜サムスン、日本に半導体開発拠点 素材・装置企業と研究 〜

 韓国サムスン電子が日本に半導体開発拠点を新設する。300億円超を投じて横浜市内に先端半導体デバイスの試作ラインを整備予定。これには日本政府の補助金も活用する方向で調整しており、日本の素材や製造装置メーカーとの共同研究を進める。

 サムスンの22年半導体売上高は655億ドル(約9兆円)でTSMCに次ぐ世界2位。韓国トップ企業の拠点進出で日韓半導体産業の連携強化に一段と弾みがつく。試作ラインの設置はファウンドリーを作るのだと思う。うまく行けば、量産ラインに拡張するかもしれない。限られた日本の人材を囲って日本企業が二度と立ち向かえないようにするのかな。

 先週の日韓首脳会談で、岸田総理は韓国の経済団体6トップと会談しており、サムスンの会長とも会談している。キム・テファン国際通商学科教授は「サムスンとアップルが競争して協力するように、韓日経済界が今の対立関係を協調的緊張関係に変えていかなければいけない」とし「ただ、この日は経済協力の面で深みのある議論がなかったのが惜しまれる」と評価した。続いて「中国に対する半導体・バッテリー共同対応、アフリカ・南米のような第3国への協力などに関する議論がさらに必要だ」と話した。半導体については具体的な話がなかったが、具体的な歩み寄りはあったようだ。

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