マヂカルラブリー　ネタ中にオコる村上

村上「どうもーー村上でーす」

野田「でっかいエビで〜す」

村上「…え？でっかい…なんて？」

野田「…でっかい、エビで〜す」

村上「え？でっかいエビじゃなくない？」

野田「……」

村上「え、どういうこと？嘘ついたってこと？ん？野田くんだよね？でっかいエビじゃないよね？でっかいエビじゃないのにでっかいエビですって言ったってこと？それは何で？お客さんを騙したってこと？ねえ何で？」

野田「あ、いやその」

村上「親エビじゃないもんね？親がエビじゃないのに野田くんだけがでっかいエビなわけないよね？嘘ってこと？エビだと思わせたかったってこと？ねえどういうこと？ちょっと相方として信じられないんだけどそれは」

野田「ちょ、ちょっと待って」

村上「本気で自分がでっかいエビだと思ってるってこと？嘘をついたんじゃなくて、本気で。だとしたらいつからなの？小さな頃から思ってたの？コンビ組んだときは？M-1獲る前？獲ったあとから？ねえいつなの？いつからでっかいエビだと思いこんでたの？俺に相談もせずに？ねえ野田くん答えてよ……」

野田「1回、1回聞いて」

村上「………違うよ？」

野田「え？」

村上「野田くんはでっかいエビなんかじゃない。ただの人間、野田というひとりの人間。忘れちゃったの……？野田として歩んできた人生。野田と村上で、マヂカルラブリーとして、二人で歩んできた道のり。初めて舞台に立ったあの日も、R-1で輝いていたあの日も、M-1で優勝したあの日も…俺の目の前にいたのはでっかいエビなんかじゃない、野田くんだったよ…だからさ……自分がでっかいエビだなんて言わないでよ。ねえ野田くん、違うよ……？」

野田「だからさ」

村上「こんな悲しい違うよ、言わせないでよ…………」

野田「………」

村上「………」

客「………」

野田「………」

村上「……あ、ボケか」

野田「え」

村上「ごめんごめん、ボケか。でっかいエビじゃないなのに、でっかいエビって言う、っていうやつか」

野田「…あ、うん」

村上「おけおけ、そういうことか。びっくりしたーまじで。本気で言ってんのかと思っちゃったわでっかいエビって（笑）そんなわけないよね、どうみてもでっかいエビじゃないもんね。ハハッ。それを言えばよかったのか。それを言えばよかったのか俺が。野田くんがでっかいエビですって言ったときに俺が、お前でっかいエビじゃねえだろー！って、ツッコミ（笑）ツッコミすればよかったんだ、うわミスったーやばいやばい、15年近くやってんのに凡ミスすぎるー！超恥ずいんだけど。やばっ！1回やり直さね？あのーちょっとこれなしにしてください、はい。すみません！お客さん1回忘れてもらえます？もう一回どうもーって出てくるんで、そうね、はじめて見たみたいな感じで。拍手とか笑い声とかね、うん。お願いしーます。はいじゃあもう一回いきまーす、はいどうもーー村上でーす」

野田「…あ、でっかい、エビでーす」

村上「ハハハハハハハハハ！！！！！ハハハハハハハハハハ！！！！！！！ハハハハハハ！！！！おもろすぎる！！！！ボケだとわかったらおもろすぎる！！！！ツッコめねえ！！！おもろすぎてツッコミできねえ！！！ハハハハハハハハハハ！！ハハハハハ！！！！！苦しい！！苦しい！！！ハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハ！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！ギャーーーーーーーース！！ギャーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーース！！！！！！！」