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この社説が気になる(2024.10.2)

今日の気になる社説
昨日の国会で、新たな首相が指名され、新内閣が発足した。
各紙ともこれに対する言及一本のみで、ほかに採り上げられた話題はなかった。

各紙に共通しているのは、早期の解散を打ち出していることへの疑問や批判。特に権力に物申すスタンスの朝日は、首相のみならず閣僚に対し、「開かれた国会の場で、明確な考えを示してもらいたい。その努力を惜しむようでは、国民に審判を仰ぐ資格はない。」と厳しい言葉を連ねる。

まだ人が決まっただけの状態である。まずはこの国をどう導くのか、所信表明での言及を待ちたい。

各紙の社説
[抜粋]総裁選の時点では、首相は衆院を解散する前に予算委で議論することが望ましいとの考えを示していた。早期解散論の小泉進次郎氏と一線を画していただけに、突然の方向転換は言行不一致のそしりを免れない。来夏には参院選もある。不誠実と受け取られかねない姿勢は厳に慎み、政権運営に取り組んでほしい。↓

[抜粋]石破首相が「衆院選は国会論戦を経てから」というかねての主張を翻し、一刻も早い解散に 舵 かじ を切ったのは、自民党の主張を受け入れたものだ。政権運営の主導権が官邸から党へ移行する予兆が見て取れる。↓

[抜粋]必ずしも適材適所といえない陣容で衆院選を乗り切り、政策を遂行するのは困難を伴う。首相は日本を守り抜く政治を心掛けてほしい。↓

[抜粋]今後の政権運営にあたっては、党内調整の手腕に定評がある森山裕幹事長や、無派閥議員に影響力のある菅義偉副総裁に頼る構図となりそうだ。そうした中で、いかに「石破カラー」を打ち出せるかが焦点となる。↓

[抜粋]首相就任と組閣を待たずに、最短日程での衆院選実施を表明しての異例の船出である。解散前の国会論戦の重要性を繰り返し訴えてきたのは何だったのか。のっけからこれでは、信頼回復への歩みは、おぼつかない。↓


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